祇園祭 迂回

　現在、京都市内では３大祭りの一つである
　祇園祭
　が迫り、毎晩迂回運行が行われています。私の方でも迂回運行をちょっと見てきましたので、レポートします。
　迂回運行では四条烏丸を中心とした四条通周辺が通行止めになるに伴い、京都市バスを中心に五条通などに迂回させています。

　四条通を西から見た時、
　四条堀川
　から通行止めになります。そのため、四条通を西から来たバスは四条堀川の交差点を曲がって堀川通に入ります。写真は四条通から堀川通に入り、五条通へ向かいます。因みにこの様なルートを通る定期バスでは２８号系統だけです。

　堀川通を直進する１２号経路三条京阪方面行きです。１２号経路は普段堀川通から四条通に入るのですが、迂回運行時は直進します。四条堀川の京都駅方面乗り場にコーンが多数立っていますが、これは四条通を通るバスの多くが京都駅方面乗り場に押し寄せてくるため、その整理という意味合いもあります。

　四条堀川の
　京都駅方面乗り場
　です。通常の乗り場は休止し、隣接した場所に臨時乗り場を設けています。バスが連なってやってくるケースが多く、その整理という意味合いもあります。

　四条堀川の西賀茂車庫方面乗り場を出る３２号系統です。四条通を通る系統は多くが堀川通を南へ向かいますが、３２号系統だけは北へ向かい、
　御池通
　を通ります。３２号経路は大宮通に入るまで五条通を通っているので、迂回運行のメリットを考慮したものでしょうね・・・。
　撮影時は丁度最新のブルーリボンシティハイブリッドが入っていました。何気なくタイヤの塗装が銀から黄緑に変わってますね・・・。

　場所は移って、
　烏丸五条
　です。五条通から烏丸通へ曲がろうとする２６号系統と五条通を直進する２０１号系統の並びです。いずれも迂回運行時なので、普段滅多に見られないシーンです。

　烏丸通から五条通に入る５号系統岩倉操車場行きです。烏丸通が通行止めになるので、５号系統は五条通と河原町通り使って迂回します。

　烏丸五条バス停に停車しているバス群です。普段は四条通で見られるシーンが、迂回運行時は五条通に場所を移して見られるようになります。更に京阪バスも映っていますが、多数の京都市バスと８２号経路とのツーショットは迂回運行時ならでの出来事ですね・・・。因みに四条大宮行きのバスは五条通と堀川通を使って迂回運行します。

　烏丸五条バス停に停車する京都市バスたちです。多くが四条通を通る系統ばかりです。通常、撮影位置に市バスが来るのは７３号系統と８０号系統だけなので、普段とは全く違う賑わいになりますね・・・。しかし、バス停でバス待ちをしている乗客はそんなに多くいませんでした・・・。
　写真の２０１号系統は臨時便で、一番下の８０号系統は迂回運行なしの正規運行です。

　烏丸五条では
　回送バス
　が頻繁に通っています。迂回運行時では四条烏丸発着系統が四条大宮止まりになったことによるものです。つまり、四条大宮に到着したバスは回送となって堀川通経由で三哲操車場もしくは横大路車庫（出入庫）へ向かう形をとり、逆に三哲操車場を出るときは京都駅を素通りして烏丸・五条・堀川通経由で四条大宮へ回送するというルートを取ります。
　それにしても、面白いルートですね・・・。

　烏丸五条の交差点でそれぞれの方向に別れていく京都バスです。普段は四条烏丸で見られるシーンです。場所を変えても別れていく姿は変わりありません・・・。因みに烏丸通をひた走る４５系統は烏丸五条で左に曲がり、五条通と堀川通をつかって迂回運行します。

　普段、車ばかり目立つ広い五条通ですが、祇園祭期間中だけは京都有数のバス通りに変身する姿は見ごたえがありましたね・・・。