新年明けましておめでとうございます。今年も拙HP及び拙ブログをよろしくお願いいたします。
2012年初の記事は
岡山発下関行き普通列車
です。これは日本最長距離の普通列車で、岡山から下関間の384.7kmを走ります。岡山~下関を直通する普通列車はかって1日上下合わせて数本が設定されたことがありましたが、最近になって少しずつ減らされ、今は岡山→下関の1本のみです。ただ、途中で列車番号を2回変えるので、列車番号は1725Mm337M、3341Mの3つを持っています。
そんな日本最長距離の普通列車に乗車しましたのでレポートします。充当された車両は広島の115系L-17編成です。
岡山駅の案内表示に表示された下関の文字です。下関が表示されるのは1日1回しかありません。下関の文字を見るだけでも長距離を走るんだなと実感させられます。下関行き列車は岡山を6時57分に出発しますが、車両は6時51分に入線してきます。このときはL-17編成の後ろに岡山のD29編成を連結した7両編成になっていました。
岡山駅標と下関行きのコラボです。
岡山
を6時57分に出発した列車は夜が明けきらない中を各駅停車で進んでいきますが、早くも夜明けとなり、周辺が霜で覆っている中を走ります。倉敷、福山、尾道と岡山に近い主要駅を経由していきます。この辺りだと岡山側の列車という感覚です。
このときは早朝ということもあり、車内は基本的にガラガラでしたが、時間がたっていくにつれて少しずつ増えていくような感覚です。
8時25分に
糸崎
に到着しました。ここで後ろのD29編成を切り離します。そもそも、後ろの3両編成は福山、尾道が朝ラッシュの時間帯に到着することから福山及び尾道へ向かう通勤・通学客に対応するために増結されたのだと思います。糸崎に着くころはラッシュが終わるころなので、運転拠点である糸崎に着いた時点で切り離しということでしょうね。
糸崎で切り離したD29編成の岡山方先頭車は最近に先頭車化されたもので、食パン顔になっています。因みに座席のモケットが225系と同じものに交換されていました。モケット交換が岡山・広島地区まで及んでいたとは・・・。
糸崎で12分停車ののちに列車番号を337Mに変更して8時37分に出発します。三原を過ぎると、広島地区に入ったような感じになってきました。そして、西条の辺りから広島方面へ向かう乗客がどんどん乗ってきて、車内が混んで来ました。立客も結構いましたね・・・。そんな中で、補機で有名なセノハチを通って行きます。
9時57分に
広島
に到着しました。岡山から3時間ちょうどかけて中国地方最大の都市である広島に到着しました。ただ、岡山~広島間の直通列車は結構設定されており、私も過去に1回ほど乗りとおしました。3時間・・・、遠いには遠いですが・・・。
広島で乗客の入れ替わりがありましたが、乗車の方が多く、更に混んで来ました。
3分停車ののち10時ちょうどに広島を出発すると、広島近郊の各駅に丹念に停車し、10時27分に
宮島口
に到着しました。ここで多くの乗客が下車し、車内は一気に空いて来ました。しかし、座席がほぼ埋まる状態でした・・・。この後も丹念に各駅に停車していきます。
10時51分に
岩国
に到着しました。ここで時間調整のために18分間停車します。この間に列車番号が337Mから3341Mに変わります。時間調整は337Mが岩国に到着する10分前に先行列車が出ているためです。とはいえ、中途半端な気がしますが・・・。
岩国を出ると、列車は海岸のそばを走るようになります。この辺りが山陽本線の中でも見所です。しかも、海の水が綺麗で、透き通っているのが見えます。まあ、この辺りに海水浴場があるのかもしれませんね。綺麗な海こそ、長旅の疲れを癒してくれます。
11時44分に
柳井
に到着し、13分間停車します。停車の間は列車がただ止まるだけで、特に何もありませんでした。おそらく、時間調整でしょうね・・・。小休止は柳井が最後で、この後は最大でも2分となります。
徳山、新山口、宇部、新下関と山口県の各都市を通って行くたびに終点が近づいてきたような感覚になってきました。今回の列車は岡山発の長距離列車でありながら、山口県内の列車という感覚でした。それだけに各都市の駅は区切りという感じです。
山口県内に入って下関に向けて少しずつ乗客が増えていきます。
そして、14時21分に
終点・下関
に到着しました。岡山を出て7時間24分かけてようやく終点に到着しました。7時間24分というのはムーンライトながらの東京~大垣間の所要時間より長いですが、384.7kmを全駅停車で走り抜けたのですから、ある意味凄いです。岡山から下関までの間、運転手は糸崎、広島、徳山で交代し、都合4人の運転手がバトンを渡しながら列車を動かしてきていました。
下関に到着した列車は息をつく暇もなく8分後に広行き649Mとして折り返します。岡山を出て7時間24分の旅ののちに9分の休憩で4時間51分の旅に出ていくことになります。こんなに忙しいのもビックリしました(山手線の01G運用の19時間の旅も凄いですが・・・)。
かっては数え切れないほど多数存在していた長距離普通列車ですが、現在は系統分割がだいぶ進んで数えられるほどしか残っていません。しかし、貴重な長距離普通列車は青春18きっぷ族にとって貴重な存在であるようで、私以外で岡山→下関を乗りとおす客が何人かおられました。今でも長距離を普通列車で移動する客が存在している事を思い知らされました。
P.S.
年末年始の間、多数のコメントを頂きありがとうございます。コメントは順次返答させて頂きます。
今年の初乗りは・・・
電車・・・クハ816-3(宮崎発都城行6893M 年越し)
バス・・・京阪バス A-1936
でした。
2012年初の記事は
岡山発下関行き普通列車
です。これは日本最長距離の普通列車で、岡山から下関間の384.7kmを走ります。岡山~下関を直通する普通列車はかって1日上下合わせて数本が設定されたことがありましたが、最近になって少しずつ減らされ、今は岡山→下関の1本のみです。ただ、途中で列車番号を2回変えるので、列車番号は1725Mm337M、3341Mの3つを持っています。
そんな日本最長距離の普通列車に乗車しましたのでレポートします。充当された車両は広島の115系L-17編成です。
岡山駅の案内表示に表示された下関の文字です。下関が表示されるのは1日1回しかありません。下関の文字を見るだけでも長距離を走るんだなと実感させられます。下関行き列車は岡山を6時57分に出発しますが、車両は6時51分に入線してきます。このときはL-17編成の後ろに岡山のD29編成を連結した7両編成になっていました。
岡山駅標と下関行きのコラボです。
岡山
を6時57分に出発した列車は夜が明けきらない中を各駅停車で進んでいきますが、早くも夜明けとなり、周辺が霜で覆っている中を走ります。倉敷、福山、尾道と岡山に近い主要駅を経由していきます。この辺りだと岡山側の列車という感覚です。
このときは早朝ということもあり、車内は基本的にガラガラでしたが、時間がたっていくにつれて少しずつ増えていくような感覚です。
8時25分に
糸崎
に到着しました。ここで後ろのD29編成を切り離します。そもそも、後ろの3両編成は福山、尾道が朝ラッシュの時間帯に到着することから福山及び尾道へ向かう通勤・通学客に対応するために増結されたのだと思います。糸崎に着くころはラッシュが終わるころなので、運転拠点である糸崎に着いた時点で切り離しということでしょうね。
糸崎で切り離したD29編成の岡山方先頭車は最近に先頭車化されたもので、食パン顔になっています。因みに座席のモケットが225系と同じものに交換されていました。モケット交換が岡山・広島地区まで及んでいたとは・・・。
糸崎で12分停車ののちに列車番号を337Mに変更して8時37分に出発します。三原を過ぎると、広島地区に入ったような感じになってきました。そして、西条の辺りから広島方面へ向かう乗客がどんどん乗ってきて、車内が混んで来ました。立客も結構いましたね・・・。そんな中で、補機で有名なセノハチを通って行きます。
9時57分に
広島
に到着しました。岡山から3時間ちょうどかけて中国地方最大の都市である広島に到着しました。ただ、岡山~広島間の直通列車は結構設定されており、私も過去に1回ほど乗りとおしました。3時間・・・、遠いには遠いですが・・・。
広島で乗客の入れ替わりがありましたが、乗車の方が多く、更に混んで来ました。
3分停車ののち10時ちょうどに広島を出発すると、広島近郊の各駅に丹念に停車し、10時27分に
宮島口
に到着しました。ここで多くの乗客が下車し、車内は一気に空いて来ました。しかし、座席がほぼ埋まる状態でした・・・。この後も丹念に各駅に停車していきます。
10時51分に
岩国
に到着しました。ここで時間調整のために18分間停車します。この間に列車番号が337Mから3341Mに変わります。時間調整は337Mが岩国に到着する10分前に先行列車が出ているためです。とはいえ、中途半端な気がしますが・・・。
岩国を出ると、列車は海岸のそばを走るようになります。この辺りが山陽本線の中でも見所です。しかも、海の水が綺麗で、透き通っているのが見えます。まあ、この辺りに海水浴場があるのかもしれませんね。綺麗な海こそ、長旅の疲れを癒してくれます。
11時44分に
柳井
に到着し、13分間停車します。停車の間は列車がただ止まるだけで、特に何もありませんでした。おそらく、時間調整でしょうね・・・。小休止は柳井が最後で、この後は最大でも2分となります。
徳山、新山口、宇部、新下関と山口県の各都市を通って行くたびに終点が近づいてきたような感覚になってきました。今回の列車は岡山発の長距離列車でありながら、山口県内の列車という感覚でした。それだけに各都市の駅は区切りという感じです。
山口県内に入って下関に向けて少しずつ乗客が増えていきます。
そして、14時21分に
終点・下関
に到着しました。岡山を出て7時間24分かけてようやく終点に到着しました。7時間24分というのはムーンライトながらの東京~大垣間の所要時間より長いですが、384.7kmを全駅停車で走り抜けたのですから、ある意味凄いです。岡山から下関までの間、運転手は糸崎、広島、徳山で交代し、都合4人の運転手がバトンを渡しながら列車を動かしてきていました。
下関に到着した列車は息をつく暇もなく8分後に広行き649Mとして折り返します。岡山を出て7時間24分の旅ののちに9分の休憩で4時間51分の旅に出ていくことになります。こんなに忙しいのもビックリしました(山手線の01G運用の19時間の旅も凄いですが・・・)。
かっては数え切れないほど多数存在していた長距離普通列車ですが、現在は系統分割がだいぶ進んで数えられるほどしか残っていません。しかし、貴重な長距離普通列車は青春18きっぷ族にとって貴重な存在であるようで、私以外で岡山→下関を乗りとおす客が何人かおられました。今でも長距離を普通列車で移動する客が存在している事を思い知らされました。
P.S.
年末年始の間、多数のコメントを頂きありがとうございます。コメントは順次返答させて頂きます。
今年の初乗りは・・・
電車・・・クハ816-3(宮崎発都城行6893M 年越し)
バス・・・京阪バス A-1936
でした。
この列車、私も2010年春に乗車しました。
私が乗った時は、車内が非リニューアル・ボックスシートでの長旅でしたが、趣がありなかなか楽しかったです。
その時も、区間区間での利用が目立つ中で、岡山~下関を乗り通される方や、倉敷~新山口で利用されている方なんかも見られました。
少数派でも良いので、この手の列車には生き残ってほしいですねぇ。
今年もよろしくお願いします。
今年もよろしくお願いします
ブログの更新、楽しみにしてます(*^o^*)
コメントありがとうございます。
こちらこそ、新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
岡山発下関行き乗られたんですね。非リニューアル車だったの事ですが、ボックスシートでの長旅も旅情ありますね。私の方はリニューアル車だったので転換クロスシートでした。
岡山~下関間の列車はダイヤ改正ごとに減らされているので、2012年3月改正でどうなるか気になるところです。
コメントありがとうございます。
こちらこそ、あけましておめでとうございます。今年も拙ブログをよろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
こちらこそ、あけましておめでとうございます。今年も去年と同じようにどんどんUPしていきますので、よろしくお願いします。
五歳と三歳の息子を持つ母です。
広島在住なので貨物列車の桃太郎が大好きな
息子です。冬休みの思い出に金太郎を見せてやりたいのですが、どこに行けば見れる確率が高いがご存知でしたら教えていただけないでしょうか?
小倉駅着のよていです。
門司駅、下関駅、北九州貨物ターミナル駅など
どうでしょうか。
よろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
はじめまして。
金太郎でしたら、下関もしくは門司駅がお勧めです。小倉駅でも見られますが、下関&門司の方が来る確率が高く、列車もゆっくり走っているので見やすいかと思います(特に門司駅の3・4番ホームがお勧めです)。
以上、よろしくお願いします。
今も♪金太郎見たい♪と
大騒ぎしてます。
あすの朝、九時台のミズホで出発します。
帰りは青春18切符を利用して
気長に帰る予定です。私は鉄道のことは
さっぱりわからないのですが
息子につられてちょっとずつ興味を持ち始めています。ありがとうございました。
いがらしゆみこ美術館を見学した後倉敷のホテルに一泊した時に乗りました。
私も昔は上野発長岡ゆきとか長岡発米原ゆきとか大阪発米子ゆきとか本当に、
たくさんの長距離普通列車普通電車に乗ったものですが今ではきついですね。