斬剣次郎の鉄道・バス斬り

 拙者、斬剣次郎である。たった今から、鉄道・バスを斬る

キハ25形2次車

2016年05月05日 20時59分23秒 | 鉄道
 JR東海管内に残存しているキハ40系列を置き換えるために高山本線・太多線及び紀勢本線・参宮線に投入された
 キハ25形2次車
 を見てきましたのでレポートします。



 キハ25形の2次車は1000・1100番台及び1500・1600番台となっており、1500・1600番台は1000・1100番台に対して暖地向けとした事がポイントです。トイレ付が1000・1500番台で、トイレなしが1100・1600番台である事は基本番台と同じで、1000+1100、1500+1600で2両編成を組んでいます。尚、1次車との相違点は結構あり、ステンレスのビードが無くなった、オールロングシートになった、振動検知装置が付いたなどいろんな変更が加えられています。


 2次車では2シート工法やレーザ加工の採用によってステンレスのビードが無くなった事が大きなポイントです。JR東海のステンレス車体はみんなビード付きであっただけに革新的ですね・・・。最近は技術の進歩でビードなしで強度確保が出来たことから、廃止する傾向が目立っていますね・・・。


 前面行先表示もこれまでは左右に種別、行先に分けて表示していたものが助手側のみになり、種別と行先を一括に表示する形になりました。ただ、サイズは代わっていないため、何か窮屈な感じに見えました。特にワンマン表示が付くと更に見にくくなるのかも・・・。従来の2つに戻すか、サイズを大きくするしか・・・。




 車内です。
 オールロングシート
 になった事が最大のポイントです。そのため、窓配置も変わっています。でも、ロングシート形状そのものは313系2000番台と同じですが、仕切り板が拡大されています。オールロングシートとしたのはおそらく混雑緩和のためだと思われますが、紀勢本線の長距離列車には2次車が充てられているそうで、さすがにきついかなと思ったりします。高山本線では長距離列車には極力基本番台を充ててるそうで、何とかなっているみたいですね。


 整理券箱です。313系以降のワンマン対応車両は箱の中に納める形になっていますが、2次車では整理券が出る部分に対してオレンジカラーを加えることで目立ようにしていますね・・・。


 1000番台及び1500番台には車いす対応の大型便所が設けられ、その側には車いすスペースも付いています。


 運転席後部です。基本的に313系と同じで、運賃表はもちろんLCDとなっています。


 2次車は乗降扉部分の
 ステップ
 が付いた事がポイントです。1次車はホームの高さが高い武豊線に投入された関係でステップレスでしたが、2次車はホームの高さが低い高山本線、太多線、紀勢本線、参宮線などに投入される関係でステップが付いています。1次車も武豊線から高山本線へ転用される時にステップ取り付け改造を行っていますが・・・。

 以上です。


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2 コメント

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Unknown (ほたっしょー)
2016-05-08 14:07:25
武豊線や太多線、高山本線の岐阜~美濃太田、参宮線、紀勢東線の亀山~津~多気には合いそうな車両です。
しかし山間部を走る高山本線美濃太田以北や紀勢東線多気以南には似合わない車両ですね。
とくに紀勢東線は特急が少ないので、やむを得ずロングシートの普通に長時間乗らざるを得ないことも…
中央西線や飯田線がクロスシートなのを思うと、かなりのサービスダウンです。

鉄道ジャーナルだったと思いますが、紀勢東線を走るキハ25のレポがあり、車内で爺さんがロングシートの上で脚を載せて延ばしていれば、婆さんはロングシートでゴロンと横になって寝ている、という記事が出ていました。

詰め込むなら「関空快速」の2&1座席を固定クロスにしたような車両がしっくりくるのかもしれません。
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Unknown (斬剣次郎)
2016-05-09 01:13:35
 ほたっしょー様
 コメントありがとうございます。

 中央西線や飯田線がクロスシートである事を考えると、何でロングシートにしたのか疑問に思う節もあります。静岡地区は仕方が無いとして・・・(路線環境から)。
 ただ、爺さんがロングシートの上で脚を載せて延ばすシーンがある通り、乗客が少ない時は意外と快適に過ごせるときがある事は確かですね(足を伸ばしやすいですし)。
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