斬剣次郎の鉄道・バス斬り

 拙者、斬剣次郎である。たった今から、鉄道・バスを斬る

2つのタイプがある221系4両編成

2009年03月11日 22時33分13秒 | 鉄道
 アーバンネットワークで活躍している221系ですが、4両編成に対して
 2つのタイプ
 があります。そのタイプとは・・・、1M方式で組んだ編成とMM’ユニット方式で組んだ編成の2つです。この様になった理由は、221系を設計したときにMT比(電動車と付随車)が
 1対1
 となるようにしたことによるものです。つまり、偶数編成を組むとき、どんな両数でも1対1になるようにしたということになります。
 MM'ユニット方式による4両編成を基本に1M方式のモハ220形とサハ220形を挿入することによって6・8両編成を組むということになります。これが221系の基本的な考え方で、2両編成にも対応するために1M方式のクモハ220形とクハ220形も登場しています。簡単に言えば、型式の1ケタが1のものはMM'ユニット方式の車両で、0が1M方式の車両ということになります。
 では、2つのタイプを見ていきましょう。


 MM'ユニット方式
 による4両編成です。写真の先頭からクハ221形+サハ221形+モハ221形+クモハ221形です。モハ221形とクモハ221形でユニットを組んでいます。これが221系の基本的な考え方です。6両編成以上を組むときはクハ221形とサハ221形の間にモハ220形とサハ220形を挿入します。写真でお分かりのとおり、クモハ221形とモハ221形でユニットを組んでいるので、パンタグラフは1編成につき1基しかありません。
 このような編成は221系の基本なので、各路線で見ることが出来ます。ちなみに網干は223系6000番台の投入によって2編成しかいません。


 1M方式
 による4両編成です。写真の先頭からクハ220形+モハ220形+サハ220形+クモハ220形です。223系の4両編成と同じ編成構成です。これは221系新製当初からあったわけではなく、クハ220形+クモハ220形の2両編成に対して余剰となったモハ220形とサハ220形を組み込んだことによるものです。この編成は1M方式なのでパンタグラフが1編成につき2基となっています。
 この編成は奈良に4編成がいるのみで、MM'ユニット方式の4両編成と共通運用を組んでいるので、遭遇できる確立は低いです(ちなみに奈良にMM'ユニット方式に編成は14編成がいます)。ちなみにクモハ220形とクハ220形は全車一貫して奈良に所属しています。

 221系の4両編成に2つのタイプが生じたのは221系のコンセプトの関係によるものですが、JR西日本の新型車両は組み換えが容易になるように設計されていることが伺えますね・・・。

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