斬剣次郎の鉄道・バス斬り

 拙者、斬剣次郎である。たった今から、鉄道・バスを斬る

名鉄バス 岡崎市内線のバス専用道

2016年04月08日 22時00分51秒 | バス
 名鉄バスの岡崎市内線の
 バス専用道
 が3月末をもって廃止されました。これは名鉄の岡崎市内線の廃線跡を利用したもので、岡崎駅前~福岡町間で運行されていました。そんな専用道を見てみましょう。


 岡崎駅前の近くにある専用道の
 出入口
 です。バスは駅前を出ると一旦一般道に出て少し走ってから専用道に入ります。因みに写真でJR線の側に操車場があり、操車場に出入りするバスもわずかながら専用道を通ります。


 専用道に入ると、すぐに左折してJR線の脇を通ります。専用道はJR線と並行する箇所があるのですが、隣合わせになるのはほんのわずかだけです。


 JR線との並行部分を少し走ると、
 柱町バス停
 に到着します。専用道上にあるバス停4つのうちの1つです。


 柱町バス停を出ると、JR線から離れ、専用道らしい区間を通りぬけていきます。


 専用道にはこのような速度標識が各所で見られます。バス専用道なので独自の標識が用いられている事が特徴なんですね・・・。




 住宅街の中に入ると、
 東若松バス停
 に到着します。バス同士がすれ違えるようなスペースが確保されていて、岡崎駅前方面の乗り場には上屋も付いていました。いかにも鉄道線の駅のような風格ですね・・・。


 東若松バス停を過ぎると、ややゆるい下り坂になります。写真は福岡町方面からやってきたバスですが、ゆるい坂を登ってきています。



 ゆるい下り坂を下りきると、専用道と並行する県道483号線と最接近します。県道とは高低差があるため、写真のような感じになっていますが、専用道と県道が交差しない辺りも専用道らしい雰囲気ですね・・・。専用道の廃止に伴い、福岡町行きのバスはこの県道を通ることになります。
 下の写真は県道から専用道を眺めたものです。




 県道から離れると、JR線の下をくぐり抜けます。これまではJR線と並行していたものが、ここでJR線から離れていくことになります。この光景は専用道らしい光景の一つでもあります。因みにJR線との交差部分にはバス同士がすれ違えるようなスペースが確保されていますね・・・。



 JR線との交差部分から暫く走ると、
 西若松バス停
 に到着します。東若松と同じくバス同士がすれ違えるようなスペースが確保されていて、岡崎駅前方面乗り場には上屋が付いています。バス停側の老木がポイントですね・・・。ここを過ぎれば次は終点です。


 西若松を出ると、田んぼに囲まれた所を通るようになるため、更に専用道らしい雰囲気を味わう事が出来ます。




 しばらくすると、写真のような場所に行き着きます。これは立派な専用道なのですが、生活道路と混ざってどこが専用道なのか分からないような状況になっています。なので、生活道路に入ろうとする車がそのまま専用道に入ってしまうような光景が想像できます・・・。少し先に行くと、アパートの駐車場が専用道と接続してしまっている個所も見かけました。接続してしまっているが故にアパートの駐車場に入ろうとする車が専用道を通ってしまう・・・という状況も思いついてしまいます。
 そして、県道43号線と交差します。


 こちらは県道43号線との交差部分すぐにある歩道との交差部分です。専用道が故にマーカーが付いている事がポイントですね・・・。


 県道43号線との交差部分の近くを走るバスです。辺りは田んぼに囲まれたところを通るので、バス専用道らしい雰囲気が見られます。しかも、この光景は名鉄岡崎市内線時代から変わっていないとか・・・。


 こちらは専用道と道路との交差部分です。一旦停止の注意喚起が付いていて、自動車も一旦停止しながら通って行っていました。岡崎の専用道もこういう交差部分がいくつかありました。





 そして、終点の
 福岡町バス停
 に到着しました。岡崎市内線の福岡町駅跡を利用したものなので、バス停としては広い構内を持っている事が特徴です。バスはそこで回転するため、道路がラケット型になっている事が特徴ですが、これがあるためバスは一般道に出ることなく折り返すことが出来ますね・・・。そして、待合室も付いていました。
 バス停から専用道に入る部分にはこのような注意看板が付いていました。




 専用道が廃止された後、福岡町バス停はどうなるかというと、専用道に代わって新設される福岡町線の福岡町バス停として引き続き使用されます。しかし、専用道は廃止されるので、付近にある一般道から乗り入れる形をとるので、バス停と一般道とのアプローチ道路の新設工事が行われていました。駐輪場の一部をつぶして道路を新設した感じでしょうか・・・。専用道は廃止されるものの、福岡町バス停はそのまま使われるので、ある意味岡崎市内線の最後の面影になるのかもしれませんね・・・。

 以上です。


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