斬剣次郎の鉄道・バス斬り

 拙者、斬剣次郎である。たった今から、鉄道・バスを斬る

えちごワンデーパスの旅

2011年09月28日 22時09分20秒 | 鉄道
 JR東日本の新潟地区では
 えちごワンデーパス
 というフリー切符を発売しています。このフリー切符は新潟を中心に新潟県の大部分のJR線が乗り放題となるもので、1500円で発売されています。首都圏のホリデーパスの新潟県版です。そんなえちごワンデーパスを使用して新潟県内のJR線を乗ってきましたので、レポートします。


 第1ランナー 152M 新潟16:00→吉田16:51 クモハ115-1552
 新潟16時発の越後線吉田行きに乗ります。スタートが16時と遅いのはバスの撮影に時間を充てていたためです。越後線は私にとって未乗車区間でもあるので、今回を機に越後線に乗ってみます。
 夕日を浴びながら新潟を出ると、すぐに信越本線と別れて信濃川を渡ります。渡った後すぐに白山に到着しますが、この辺りから少し北方へ行くと、新潟の繁華街である古町が位置しています。列車は西に方へ向かっていきますが、早くも市街地を抜け出し、ベッドタウン化が進んでいる住宅街の中に入ります。単線の線路は高台の中を走っているため、住宅街を見下ろす事が出来ます。これは内野まで続きます。ベッドタウン化が進んでいるため、内野までは昼間20分ヘッドで運行されています。内野を出ると、新興住宅が見られる以外は田畑が広がるようになります。何か、急に田舎っぽくなったような感じです。列車はそのまま南の方へ進路を変えて走りますが、田畑が広がる車窓は続きます。さすがにコメの新潟ですね・・・。


 そんな中で吉田に到着します。吉田は越後線と弥彦線が交差する駅で、ホームも3面5線と規模が大きいです。駅標も路線が交差している事を示していますね。


 第2ランナー 274M 吉田16:57→弥彦17:05 クモハ115-501
 吉田で弥彦行きに乗り換えます。越後線は柏崎まで続きますが、えちごワンデーパスは途中の出雲崎までしか使えないので、今回は諦めます。弥彦行きの列車は115系500番台の2両編成で、ワンマン運転です。
 吉田を出ると、すぐに越後線と分かれて進路を北の方に向けます。弥彦線に入っても田畑が続くという車窓は変わりありません。矢作を出ると、山の中に入り、列車はそのままゆっくりとした速度で弥彦に到着しました。


 弥彦駅は彌彦神社の最寄り駅である事から駅舎が寺社造りになっている事が特徴です。駅舎に入るだけでも神社に入ったような気分になりますね・・・。とはいえ、駅自体は簡易委託駅となっています。驚いた事にローカル線の駅ながらキョスクがありました。


 第3ランナー 277M 弥彦17:20→吉田17:30 クモハ114-501
 折り返し列車に乗車します。行きの列車はガラガラであったに対し、帰りは観光客などで少々賑わっていました。弥彦駅前はひっそりとしていたのに乗客が多く乗ってくる自体にビックリしました。この列車は弥彦を17時20分に出るのですが、17時20分になっても出発する気配がありません。駅員が携帯で連絡を出しながら事務室から出て吉田方を眺めていました。どうやら、沿線で何かあったみたいです。駅員と運転手が連絡を取り合いながら確認を進め、数分の遅れで出発しました。すると、弥彦駅付近の川で何かあったみたいで、列車は橋梁を徐行で通って、そのまま加速して行きました。私は原因を確認できなかったのですが、とりあえず、数分の遅れで無事に吉田に到着しました。


 第4ランナー 245M 吉田17:38→燕三条17:51 クハ115-1033
 今度は弥彦線を更に東三条方面へ向かいます。同じ路線ながら吉田を境に列車が分断されているので、吉田発東三条行きの列車に乗り換えます。今度は115系の4両編成でした。
 吉田を出た列車は田畑の中をのんびりと走って行きますが、外はだんだん暗くなってきました。そんな中で燕で吉田行きの列車とすれ違いましたが、吉田行きの列車は何と湘南色の編成でした。イオンショッピングセンターと高速道路を横切ると、燕三条に到着し、ここで下車します。



 燕三条は新幹線と交差しており、接続駅でもあります。燕三条の弥彦線乗り場は新幹線の高架の下にあるのですが、片面のみと規模が小さいです。更に驚いた事に新幹線と在来線の改札口は分離されており、在来線の改札口には無人駅状態になっていました。こんなのアリなのかと思ったものです・・・。


 第5ランナー 1333C「Maxとき333号」 燕三条18:04→新潟18:17 E153-105
 えちごワンデーパスは特急料金さえ払えば乗る事が出来ます(切符にもその旨が記載されています)。というわけで、特定特急料金840円を支払って新幹線に乗ります。乗車した列車はMaxとき333号で、E1系でした。そういや、JR東日本ではE1系とE4系を置き換える方針を発表していますね・・・。私が乗った1号車2階は3人掛けシートが並んでいますが、回転のみでリクライニングが出来ないというシートです。窮屈そうですが、ガラガラだったのでのんびりと座る事が出来ました。


 第6ランナー 3947M快速「らくらくトレイン村上」 新潟20:03→村上20:57 クロハ481-1009
 新潟で夕食を食べた後、新潟から快速「らくらくトレイン村上」に乗車します。この列車はホームライナー的な列車で、ライナー券300円が必要になります。車両は特急「北越」と「いなほ」で使用されている485系で運行されています。この列車は土休日でも運行されています。



 ライナー券は1番ホームに設置されている自動販売機で購入し、5号車の出入口から乗りこみます。ホームライナーらしく乗車は5号車からのみと決まっていて、入口には駅員が立っています。
 この列車は6号車がレディスカーである以外は全車自由席なので、1号車にあるグリーン車も普通車扱いで自由に座る事が出来ます。しかし、私はあえて普通車に座りました。グリーン車は6名ほどが乗っていましたが、普通車は私を含めわずか3名・・・。他の車両もほとんど乗っていなかったので、土休日はこんなものなのでしょう・・・。新潟を出た列車は白新線を走り、次の停車駅である豊栄に停車します。この列車は快速なので、停車駅が多く、新発田、中条、坂町と停車して行き、終点の村上に到着しました。


 第7ランナー 3950M快速 村上21:18→新潟22:12 クロハ481-1009
 村上に到着した485系は折り返し21時18分発の新潟行き快速列車となります。これはムーンライトえちごが毎日運行かつ村上発だった頃の名残りです(らくらくトレイン村上の折り返しがムーンライトえちごだった)。ムーンライトえちごが臨時列車に格下げされたため、新潟行き快速列車になったわけです。その快速列車ですが、グリーン車は普通車扱いとして開放されます。ですので、今回はグリーン車に座りました。グリーン車は人気が高く、10名近く乗っていました(それに対し、1号車の普通車は無人・・・)。私は新潟までほとんど寝ていました・・・。

 以上です。えちごホリデーパスを利用して新潟県内の未乗車区間に乗ったり、らくらくトレイン村上に乗ったりしましたが、新潟県を回るのであれば使う価値のあるフリー切符でした。16時からのスタートだったにもかかわらず、約3400円分乗りました・・・。

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2 コメント

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類似品 (TD918)
2011-09-29 07:26:36
先ずは訂正から

吉田を堺にを吉田を境にへ訂正

次に燕三条駅ですが考え方としては鶴見線の浜川崎駅の様な感じですな


いよいよ本題へ

各地でえちごワンデーパスの様な切符が発売されてますが私の地元では岡山尾道おでかけパスが発売されてます

使用エリアは
山陽線 三石 糸崎
赤穂線 寒河 東岡山
宇野線 岡山 宇野
大橋線 児島 茶屋町
伯備線 倉敷 新郷
芸備線 新見 備後落合
姫新線 新見 美作土居
因美線 土師 東津山
津山線 津山 岡山
吉備線 岡山 総社
井原線 清音 神辺
福塩線 福山 府中

まぁえちごワンデーパスと同じ様なモンですな

鉄道界全体の底上げに期待です
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Unknown (斬剣次郎)
2011-09-29 23:38:20
 TD918様
 コメントありがとうございます。

 間違いの指摘を頂きありがとうございます。修正しておきます。
 燕三条ですが、浜川崎とも似ていますし、新幹線と在来線の接続駅である点を見ると新鳥栖も当てはまります。新鳥栖は乗り換えるのに一度改札口を出る必要があります(在来線側は有人駅状態ですが・・・)。

 山陽地区には岡山尾道おでかけパスもあるんですね・・・。新幹線や特急列車に乗れる点も同じですね。それに比べ、関西1ディパスは新幹線は使えない点が劣りますね。
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