映画日記-「ダイバージェント」(80/791)

映画「ダイバージェント」（原題"Divergent", 2014年）を観ました。

近未来のシカゴ。大争乱によって崩壊した社会から立ち直るために人類が新たに編み出した方法は、人間の適性によって5つのグループに分け、それぞれ共同生活を営む社会だった。
一定の年齢に達した若者は、適性テストを受けていずれかのグループに配属され、その後はグループを変えることが許されない。
政治家集団の家に育ったベアトリスはテストを受けるが、なぜかテストは失敗とされる。結果を偽り、軍事と警察の集団に加わることを決意したベアトリスは、実は自らがいずれの集団にも適さないダイバージェントであることを知る。
厳しい訓練を受けて軍事と警察の集団に馴染んでいった彼女は、やがてダイバージェントを巡る陰謀に遭遇する。

アメリカで人気のSF小説の映画化だそうですが、どうしてもストーリーに馴染めませんでした。
そもそも、人間を5つの性格に分けるなんて無理です。人間はそんなに単純な生き物ではありません。ダイバージェントという異端を認めない、という社会も酷過ぎる。
ワタシも一般社会からだいぶ外れた生活をしていますが、そういう個性を認めないというのはいかがなものかと。
と感じつつ、この映画はそういう異端の人達からみた現代社会への強烈なアンチテーゼなのではないか、と思いました。

「タイタニック」のヒロイン、ケイト・ウィンスレットが技術集団のトップを演じています。