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自転車に乗って、美味しいものを食べに行ってます。秋から春はスキー、夏は登山も。前十字靭帯断裂するも手術して復帰。

映画日記-「楢山節考」(81/792)

2014-07-18 02:22:24 | 映画
映画「楢山節考」(1958年)を観ました。

信州のとある貧しい寒村では楢山参りの祭りが行われていた。
69歳になったおりんは、村の掟により、70歳になる翌年に楢山参りを決意する。
楢山参りとは、口減らしのために年寄りを山に捨てる、いわゆる姥捨ての習慣だった。
親孝行の息子、辰平はおりんを捨てるのに忍びなかったが、その息子けさ吉(市川團子)が迎えた女房が妊娠し、食も増えるとあって止むに止まれぬ選択を強いられる。

いわゆる姥捨山の習慣を描いた小説「楢山節考」の映画化です。全編がセットで、舞台映画の方式を取っています。
姥捨山自体は実在する山で、長野自動車道にも姥捨SAが存在します。
現地に伝わる伝承としては、老母を捨てには行ったものの、後悔して連れ帰ったとされています。

老母おりんを捨てに行くのは最後の方のシーンで、映画の大半は集団心理に支配される日本のムラの特徴を鋭く描いている印象があります。
直前に観た「ダイバージェント」ともどこかつながっている気がしました。

けさ吉を演じた若き日の市川團子、その息子は香川照之。何となく声が似ています。


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