映画日記-「バトルシップ」(3/578)

映画「バトルシップ」（原題"Battleship", 2012年）を観ました。


異星へ向けたメッセージを送る計画により、ハワイの送信施設から電波が発射された。
その頃、ストーンとアレックス（テイラー・キッチュ）の兄弟は酒場でアレックスの誕生日を祝っていた。優等生で真面目な性格の兄ストーンは、海軍入隊を目前に、向こう見ずで無鉄砲な弟アレックスを諌める。
ところがアレックスは、一目ぼれした女性サムの気を引こうと、閉店したコンビニからチキンブリトーを盗んで収監されてしまう。兄に次いでやはり海軍に入隊してもその性格は変わらなまま数年が過ぎる。
合同演習により世界14か国の精鋭艦隊が集結したハワイ。その前日の国際親善サッカー試合で、アレックスは日本の海上自衛隊と衝突し、護衛艦艦長永田（浅野忠信）と大喧嘩をしてしまう。
その頃、地球には謎の飛行物体が迫っていた。

異星に向けたメッセージが却って異星人の侵略を招くが、海軍の猛者たちが抵抗する、という、まあ良くあるストーリーです。
「インディペンデンスデイ」ほか、「世界侵略: ロサンゼルス決戦」などと同じような展開ですが、本作はちょっと酷かった。
テクノロジーの進んだ異星人の攻撃の割には、通常兵器で充分応戦できるなど、何ともツッコミ所満載の仕上がりです。
人気女性ボーカリストのリアーナを何故かアレックスの部下に起用しているのも、ミーハー度に輪を掛けています。

アレックスを演じるテイラー・キッチュは、「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」にも出演。また、合同演習の指揮を執る提督をリーアム・ニーソンが演じています。
浅野忠信は、「剱岳　点の記」の主演がとても良かったのですが、ハリウッド映画だからと言ってこんな駄作に出ては格が下がります。