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映画日記-「聯合艦隊司令長官 山本五十六」(36/747)

2014-03-27 01:24:23 | 映画
映画「聯合艦隊司令長官 山本五十六」(2011年)を観ました。

暗雲が立ち込めつつあった第二次世界大戦前夜。海軍次官の山本五十六(役所広司)は、世論全体が日独伊三国同盟に傾きつつある中で、世界大戦突入の危険を感じ、米内大臣(柄本明)、井上軍務局長(柳葉敏郎)らと共に反対していた。
軍内部でも同盟支持、ゆくゆくは米英との戦争も止む無しとの意見が高まり、山本の身にも危険が迫る。
省内にいては危険も多かろうとの判断により、省内反対派の眼をそらすため、連合艦隊司令長官就任の命が下る。

様々なエピソードの残る旧日本海軍山本五十六元帥の晩年を描いた作品です。
終始戦争反対派だった元帥が、とうとう開戦に突入する中でいかに戦い、散って行ったかを描いています。
戦争前夜にはそれなりの高い地位にあったはずですが、これほどの地位にあった人でも戦争突入は止めることができなかった虚しさがにじみ出ています。

真珠湾攻撃やミッドウェー海戦の戦闘シーンはCGだそうですが、日本の映画にしてはよく出来ていて、あまりチャチさは感じませんでした。
吉田栄作、阿部寛、椎名桔平といった俳優陣が丸刈りで軍人役を演じているのも興味深いです。
主戦論に傾く世論を焚き付ける東京日報の主幹を香川照之が怪演。世論はこうやって煽られるのだと実感しました。
世論を代表するシーンとして、 瀬戸朝香が営む小料理屋で田中麗奈、橋爪淳演ずる常連客が、「戦争が起きれば景気が良くなる」などと呑気な議論を展開しています。


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