アウトドア日記(その他の山歩き日記)

山歩きなどのアウトドアの記録です。

夏の終わりの伊吹山 お花畑を歩く 2015年9月4日 その4

2015-09-05 23:34:21 | 山歩きと山野草
夏の終わりの「伊吹山」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その4 お花畑や山道で出会った花々
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

九蓋草(くがいそう)この花はもう終わりの時期で僅かに残っているだけだった。
鳥取県大山のものは 「南国九蓋草」と言う名前なのだが、どう違うのかよく分からない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

晒菜升麻(サラシナショウマ)お花畑で大群生していてとても見事だった。
この花が終わると山は秋になる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

河原撫子(かわらなでしこ)真夏の花がまだ少し残っていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

塩釜菊(しおがまぎく) この花は巴型をしているので「巴塩釜」とも呼ばれている。
塩釜とは 海水を煮詰めて塩を作る釜のことだが、この花は「葉までよい」と姿を称えられるのが
「浜で良い」と なんともオヤジギャグのような下品な名づけで面食らう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

継子の尻拭い(ままこのしりぬぐい) ふつうピンクの花が多いのだが ここでは白い花だ。
この植物の茎には無数の鋭い棘が生えていて、継子(自分の生んでない子供)のウンコしたお尻をこれで
拭くと 痛くてギャーギャー泣き叫ぶので面白がってつけた名前だ。山野草には なんとも下品な名づけが多い。
※下品な名前の代表が 「犬の金玉」と「姥百合」だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

蔓穂(つるぼ)この綺麗な花は 北海道から九州まで 海岸から山の中までどこでも咲くそうだ。
私は熊野古道伊勢路の峠道で見かけたが、知り合いの方は自宅近くの田んぼ道で咲いているそうだ。
伊吹山では3合目付近の山道で見かけた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

吾亦紅(われもこう)正式には割れ木爪というのだそうだが、平安時代に額に被った帽額(もこう)
が語源だとか。それと「われもこう」との結びつきがよく分からない。
(吾亦紅 われも また紅なり も意味が分からない)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

秋の麒麟草 秋の高原を代表する花だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

小伊吹薊(こいぶきあざみ) これは伊吹山の固有種だとか。黒唐飛廉(くろとうひれん)とよく似た花だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

草牡丹 牡丹に似ているのは花ではなく葉が似ているらしい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

伊吹麝香草(いぶきじゃこうそう) 伊吹山に多い麝香草という意味だ。
一般的に麝香草の葉を揉むと 麝香の匂いがするそうだが 何回やっても臭いはしなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

赤麻(あかそ) やわらかい毛糸のような花を付ける紫蘇科の植物。山頂付近にたくさん生えていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

伊吹鳥兜(いぶきとりかぶと) 伊吹山の固有種なのか 看板に書いてあった。
普通山で見る 山鳥兜との違いはよく分からない。
鳳凰の頭の形をした兜に似ているというのだが、そんな兜があるのだろうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

着せ綿 変わった名前の花だが 花びらに柔らかそうな産毛がびっしりと生えていて まるで綿を着せた
様に見えるというところから名づけられたという。これは誰が見ても納得。これは綺麗な名前だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

釣鐘ニンジン この花は8合目付近の山道や 山頂付近に群生していた。
蕎麦菜の花ととても似ているが 蕎麦菜の花は 釣鐘のように末広がりではなく、同じ径で終わる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

白山風露 3合目のオカメガ原やトイレ周りに大群生していた。さすがに 「伊吹風露」とは言わないらしい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「白花白山風露」白山風露の大群生の中に ポツンと一つだけ咲いていた。花もやや小ぶりだ。
このような白花は珍しいらしい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

弟切草(おとぎりそう) この花の果実は漢方薬となるそうだが、その花の秘密を漏らした弟を兄が
怒って切り殺したという支那の昔話からきているそうだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

大葉草藤(おおばくさふじ) 普通の草藤より葉が大きい。草藤の花は藤の花に似ているので
名づけられたが、すべてマメ科の植物。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

踊子草 普通は春先から梅雨時分の花ですが、伊吹山では花期が長く 9月でも登山者を楽しませてくれると
書いてありました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 広島県民の森 立烏帽子から... | トップ | 夏の終わりの伊吹山 お花畑... »
最新の画像もっと見る

山歩きと山野草」カテゴリの最新記事