じゃっくり

日常をひたすら記すブログ

電話の彼女

2004年02月07日 | 雑記
いやぁ 昨日の夜はひさびさに面白かったです。 21歳の女の子と30分もしゃべるなんて滅多にないことですから。



父「おーい、幼。電話だぞ。なんか同級生のHさんだって。」

幼「誰だよそれ。」


軽くつっこみを入れてしまいました。また電話の勧誘ですかねー 面倒なもんです。父に切るようにいったんですが、いちおうでてみなさい、といわれたので出てみることにしました。あと、彼女は関西弁なんですが、いまいち関西弁がわからないので標準語で表記しました。ご了承ください。

幼「もしもし。」

Hさん「あ、幼ですか? はじめまして。Hです。」

電話の冒頭で”はじめまして”と名乗る人はたいてい怪しい電話の勧誘です。これはもうパターン化されているのでしょう。同級生じゃないとこの時点でわかったのですが、近頃あまり若い女性と電話で話してないのでちょっと話してみようと思います。

いろいろ聞かれました。

Hさん「なんか、幼さん、すごい声が大人っぽいんだけど何歳なんですか?」

幼「えっと・・・・ 23才です。」

Hさん「えー! 25歳くらいかとおもってましたー。」

ば・・・ばかな。 声質は大人なのか・・・ 精神年齢は15歳だと思ってるのに。もうこの時点で切ってしまいたかったです。

Hさん「もう働いている人ですか?」

幼「いや、大学生です。」

Hさん「へぇー! 私大学いかなかったからうらやましいなぁ。 楽しそうだな~」

幼「いや、けっこうめんどいですよ。」

大学について詳しく聞かれました。う~ん、僕が何大学にいってるのか気づかれたかも。まあいいか。


Hさん「身長は何センチくらいですか?」

幼「う~ん・・・・ 平均身長より低いですよ。」

Hさん「えー! 声の印象からはほっそりで身長高そうなかんじがするけどー。」

身長高そうな声してるのか・・・僕は。 って、どんな声なんだよ。

Hさん「趣味はなんですかー。」

幼「う~ん・・・・ なにかあったかな。 走ることかな・・・。」

Hさん「すごいですね~ 高校時代とかなにかやってたんですか?」

幼「え・・・・・ 陸上してました。」

Hさん「かっこいいですね。」

嘘つきました。ほんとは高校時代はバドミントン3年してました。こういうやつには嘘ついておいたほうがいいのです。

Hさん「誕生日は?」

幼「3月15日ですよ。」

Hさん「うそ! まじにいってんの!? 私と同じじゃん!」

んなわけあるかよ。 そんな偶然を装わないで下さい。 というか、僕の誕生日7月24日だけどね。こういうやつには嘘ついておいたほうがいいのです。

Hさん「最近ハマっていることある?」

幼「特にないですね・・・・」

Hさん「あたしねぇ~ このごろ目玉焼きにハマってるんですよー」

幼「あはは」

Hさん「何わらってるんですかー。 あのね、下にベーコン敷くのがいいんですよー。めっちゃおいしいから。」

この時点でHさんは、僕にかなりの共感をえたと思っているのでしょう。すいません。まだ、全然疑っています。というか、はやく本題にはいってくださいよ。もう疲れました。でもまだまだ雑談が続きます。

Hさん「幼さん、彼女いるでしょー? いや、きっといるよ。」

幼「あはは・・・・ まあ、それは・・・    まあ、いますけどね。」

すいません。また嘘ついちゃいました。こういうやつには嘘ついておいたほうがいいのです。

Hさん「あの~ 私のほうが年下なんだから敬語つかわないでくださいよー。」

幼「いやいや・・・。いいから。」

あー この敬語がどうとか、うっとうしいです。僕は別にあなたを尊敬してるから敬語使ってるんじゃないです。むしろ、冷たい客観的な目で見ています。あなたは僕をだましていますが、僕もあなたをだましています。それに気づいていないのでしょう。面白いな~ 嘘のやりとりゲームは。

やっと本題にはいりました。

Hさん「あのですね。私、大阪に住んでいるんですが、今度そちらの県に進出するんですね。 駅の近くで、服を販売する予定なんですよ。それで、あなたに来て欲しいんだけど・・・・。」

もうそろそろ切りたかったので、ガツンといってやりました。

幼「いや、無理です。」

Hさん「え!? な・・・なんで?」

幼「あなた信用できないですよ。全然。 だから無理です。」

Hさん「ええ!? ど、どこらへんが?」

幼「さっき、うちの父が電話でたんですが僕の同級生っていってましたよね。あれはなんですか?」

Hさん「・・・・・・・・・・・・・・・・。」

しばらく、静寂がながれる。 あきらかに動揺してるようだ。

Hさん「・・あれは、だって嘘でもいわないと電話かわってくれないじゃないですか。」

幼「そこは嘘つくとこじゃないでしょう。 そんなとこで嘘ついたらだめですよ。 なので信用できません。」

なんか今日は饒舌だ。ちょっと彼女がかわいそうになってきたが、それも快感になってきたな(危ない)。

と、そろそろあいても観念するかなと思ってたとき、

男の人「もしもし。」

幼「はい。」

男の人「はじめまして。~の~といいます。 あの、今回の趣旨はわかっていただけましたよね?」

幼「まあ、それはね。」

男の人「あのね、こっちも大阪から電話かけてるんです。電話代とか半端じゃないですよ。どうしてくれるんですか。」

おいおい、どうしてくれるって・・・・ かけてくるそっちが悪いじゃないか。

幼「いやいや、それはそっちが悪いですよ。じゃあ、かけてこないでくださいよ。」

男の人「そっちも、わかった上で電話きらなかったんですよね? じゃあ責任あるじゃないか。わかる?」

幼「いやいや、だって電話切るタイミングわからないじゃない。 じゃあ、今電話きっていいですか?」

男の人「ちょっとまって。いいですか? 今はもう遅いんですよ。”電話かけちゃった”状況だから。わかる?」

いや、まったくもってわかりません。

男の人「あのね、こっちもちゃんとしたセールスのためにあなたに電話してるんですよ。ひやかしで電話うけてもらっちゃこまりますよ。わかる?」

いやいや・・・・ どっちかというと、そっちがひやかしだろう。 というか、語尾に毎回”わかる?”ってつけるなよ。気持ち悪いです。これは相手に同意をもとめるために使い、その気にさせるためだと思うが何度も多用するのはダメだろう。あと、どうでもいいですがバックになんでヒップホップが流れてるんですか。すごい会社だな。

男の人「あのね、こっちも商売なんですよ。 ひやかしで受けてもらっちゃこまりますよ。 なんなら裁判でもしましょうか。こっちにもいろいr・・・・」


プチッ



すいません。 もう、寝る時間なのでゲームはここまでにしましょう。 こっちにも都合があるんです。でもだまし合いゲーム面白かったです。また、かけてきてくださいね。そのときはまた30分くらい話して、共感したと思わせ、また今回のように最後きってあげますから。