北欧デンマークおばさんの独りごちブロ

「住み慣れた地域で最期まで」をテーマにデンマーク高齢者福祉を研究し、世界のこと・日本のことを独りごちっています。

ろうそくの使い方

2009-02-10 | デンマークまち住まい
とにかく、デンマークの暮らしは暗い。
といっても、気持ちの問題ではなく、物理的明るさの話です。

基本的に全体照明はありません。
部分照明のみの世界です。
ダウンライトも、あまりないように思います。
(でも、台所などは明るくしています)

食卓テーブルにはペンダントライトがあったり、
床にフロアスタンドを置いたりしていますが、
部屋のそこかしこにロウソクをともして、明かりとする。
これが、基本定石になっているように思います。

普通は、2つのロウソクを対で使っている場合が多いのですが、
こうして大きなろうそくを5本まとめて灯している使い方にも出会いました。

素敵ですね。

自然との体感的融合。

日本に帰って「ろうそくに火を灯す生活をしよう!」と買って帰りますが、
2週間くらいで、普通の生活にもどってしまいます。

この写真の部屋でも、かなり明るいと思います。

こうしたロウソクのゆらめきのそばで、みんなでテーブルを囲んで食事をし話をする全体的雰囲気をヒュゲhyggeと言うようです。

が、この言葉があらわす感覚は、あっしら日本人にはとうてい理解できないと思うので、あまり使わないようにしています。