北欧デンマークおばさんの独りごちブロ

「住み慣れた地域で最期まで」をテーマにデンマーク高齢者福祉を研究し、世界のこと・日本のことを独りごちっています。

アイルランドでは各戸のドアの色が違う

2008-07-07 | 国際アイルランド
アイルランドに来て驚くのは、
各家のドアの色が違うこと。

尋ねてみると、
「それは、自分のアイデンティティを表現したいから」
とのこと。
イギリスからの独立を1916年に勝ち取った国民ならではの、
自己主張なのだろう。

それぞれが自己を主張して、全体の景観を損ねているのではなく、
レンガ色で統一された景色に、いきいきとしたアクセントを
与えている。

これは、市の住宅局の人の話だから、間違いないと思う。
人間もとてもやさしい。
とくに若者のやさしさに導かれて、
今、UCD(University College of Dublin)にいるが、
ここに来るまで、途中でさまよっていた私を二人の学生が
拾ってくれて、最終目的地まで連れて行ってくれた。

やさしい若者が育っているというのは、宝ものだと思う。
働いても、働いても、学んでも、学んでも幸せになれないことの
多い日本では、心もすさんでくるのでは?
と、思ってしまった。

若者の未来に、乾杯!