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再びのジーンズ宣言


はぐれ雲目で追い時間数えている


「ジーンズ人生」

 やっぱりジーンズだなと、とつぜん思った。なにが「やっぱり」なのかと言うと、穿けば穿くほど馴染んでくるし、愛着もわいてくるし、そこに、青春時代のアホ生活がトレースされているからだ(きっと)。
 青春アホ時代に、友人たちと「おれたちは一生ジーンズを穿いて暮らすのだ、スーツを着てする仕事なんかはぜったいにしなぞ!」と、誓い合ったこともどこかにこびりついている。
果たして何人がその宣言を忘れずに守ってきたか、それは不明だ。
 じぶんはどうだと問うと、ほぼその誓いを守ってきている。いまもそうだ。あ、ひとりいたぞ。スーツを着たくないから、音楽出版社に就職した輩が(ジーンズで仕事をしていた)。



 ばかばかしいことだけれど、今一度、その宣言をしてみようと思ったのだ。今度は、「死ぬまでジーンズを穿いて生きるぞ」である。
 Tシャツ、トレーナーというのもセットだったけれど、さすがに体型がずんずん乱れておるので、そこはそこで、それなりにで、OKとしよう(憧れはシャツとジーンズなのだよな)。あースリムな時代よ、何処へ。

 「回帰シリーズ(ただし元には戻らない)」というテーマはどうだ? 回帰と言ってもなつかしむのではなく、なつかしい香りに新しい匂いを織り込んでいくような、そんなイメージで。それを、こだわりというレベルまで上げられたら、カッコイイよなぁ(自己満足でいい)。
 プラス、いままでまったく気にしてこなかったことを気にするのもいいんじゃないか。ファッションというような大それたことではなく、身につけるもののことを少しは意識してみるというのもね。
 ちょっとした変化が、この先のじぶんを新しくしていくかもしれない。じぶんをたのしみにできたら、人生はもっと愉快になるような気がする。










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