「岬めぐり」という歌があります。
フォークソングの名曲で、1974年、つまりは私の生まれた年に作られた曲です。
親がフォークソングやグループサウンズの世代なので、同曲もよく聞いていたのですが、
去年あたりに「京急線を終点まで乗ったこと無い」ってことを思い出し、
いつか三崎口まで行こうと思って調べた時に、この曲と三浦半島に縁があると知りました。
そんなわけで、小さなカメラを片手に三浦半島に「岬めぐり」をしに行ってきました(^^;)
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前日夜勤だったのでスタートはゆっくり。
京急の快速特急に乗るのが最初の目的なのでスタートは当然ここから(^^;)

ありがたいことに2100系登場!

横浜までは激走、激走です。
グイッと起動する「パワーあるなー」って走りは痛快そのもの。


横浜から先はトンネルが増えて、上り下りも多いのですね。

海が見えてきました。

一旦乗り通して三崎口駅へ。

でもバスに乗るのは三浦海岸駅からなのでさっそく一駅バックオーライ(笑)
最後にまた戻ってきます。
三浦海岸駅は何か不思議に昭和チック。
何かもう海の香りがします。


ここからバス。
海35系統に乗ると文字通りの岬めぐりのバスになるようで。

いきなり海が見えてきました。
「岬~め~ぐりの~♪バスは~走る~♪
窓に~広~がる~♪青い~海よ~♪」のまんまです。


ぐるっと三浦半島を回るバスまでは時間があるので途中下車。
見るかぎり雰囲気いいのであたりを少し歩き回ることに。
歩いた道。すごく広々とした感じです。

というかいきなりこれですもの。


関東の風景とは思えないです。


すごくのどかで関東じゃないみたい。
海から吹く風がすごく気持ちいいし、風が運んでくる潮の香りも心地良いです。
というか横浜のちょい先の神奈川にこんなところがあるとは。
周囲を眺めたところ、先に頭だけが見える灯台を目指すことに。

切り通しを下ると海に出ました。


小さな入り江。波静か。
意外な事に海がきれい。

沖にはたくさん船が通って見ていて飽きず。
漁港。すごくのどかで静か。


すごく狭い道なのにセンターライン。要るのかしら??

さらに歩いて灯台を目指す訳ですが…

それにしてものどかというか静か。
人の気配がほとんど無いですよ。
昔っからこんな感じなんだろうなぁと。


写真で少し遊んでますが、マジに昔からこんな感じなのだろう…と思います。
岩場も見えますが、何か南の島にきたみたい。

ずいぶん歩いて灯台到着。

剣崎の灯台で、ここから内側が東京湾とのこと。

対岸には千葉の房総半島。
行きかう船が楽しいです。
そしてまた延々と歩いてバスが通る道に。

本当に坂ばかり。
というか関東の神奈川、横浜の先にこんな場所があるなんて驚きです。
ぜひ拙作の主人公・橘川絵里子に旅させたいと思いました(汗)

また別の入り江のバス停。
ここから三崎港へ。

実はこの先のバスの車窓もすごく良かったのですが、
特に岩堂山を通過する辺りは三浦半島そのものと東京湾、
そして房総半島までを視界に納める見事なもので、
次回は必ずここにも立ち寄ろうと思いました。
三崎港からバスを乗り継いで油壺へ。

バス停付近に止められてたビートル。
何か油壺の周りは南国っぽい雰囲気なのですが、
そういうのにこういうクルマはすごく似合う気がします。
さすがに歩きつかれたので京急ホテルの温泉へ。
写真は失念。
でもいいお湯でした。
そして時間が頃合だったので近くの浜へ。
今度は遠く伊豆半島や富士山を望める場所でした。
夕暮れの海の写真を少し。


暑くも無く、寒くもなく、
心地良い潮風に吹かれた週末でした。
また来ようと思います。
というか拙作「橘川絵里子の写真」に出したいので
またロケハンに来るようですね(汗)
油壺は19時過ぎにバスで出ましたが、
当然のようにバスのお客は私たちだけでした。
帰路は行きと経路を変えて、久里浜からJRで。
晩御飯の時間が取れなかったので、久里浜の京急ストアでお弁当やらいろいろ買い込んで、
グリーン車でのんびり食事しながら帰ることに。
観光メニューではないですが、これもまた地元ならではの味…のはず(^^;)
夜11時過ぎに埼玉日高に帰着。
時間的にも内容的にも関東とは思えないほどに濃密な旅でした。
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