「オレは洗濯物をやった」
このセリフは、我が家で夫がよく口にする言葉だ。
この場合の”やった”の意味は大抵が、洗濯カゴに入っている洗濯物を
洗濯機に入れ、洗剤の用量を守って投入し、全自動スタートボタンを
押し、蓋を閉めるまでの動作のことだ。
洗濯は、洗濯機がやっているんだよーーー!
あんたはボタン押しただけぇっ!!
私は、洗濯機を回した人間は、朝のどんなに忙しい時であろうと、
洗濯物を干す作業まで責任を持って行うべきだと考えている。
干す過程までをやって、初めて、「洗濯をやった」と言えるのである。
厳密には、洗濯から派生する家事は多数だ。
洗濯物干しはもちろん、取り込み、たたみ、アイロンがけの作業は勿論のこと、
定期的な洗濯槽の掃除に洗剤投入受け皿の掃除、物干し竿の拭き掃除、
洗濯カゴだって洗わないといけない時もある。
これら全てを行っているのであれば、夫に「オレ洗濯物やった」と、あたかも
今日の家事でオレの役目は終わった的な発言をされても、
「ありがとう」と魔法の言葉を返すこともあり得るが、
全自動洗濯機のスタートボタンを押すだけを洗濯と思っているレベルだと、
その魔法の言葉は御蔵入りである。
と、こんなふうに、他人からは悪妻と言われ続けても、夫に上記の事実を
付けつけてきた甲斐があったようだ。
現在、夫は、洗濯物干しまで責任を持って行うだけでなく、
定期的な洗濯槽の掃除にも参画しつつある。
そろそろ魔法の言葉の小出しを始めようかと思う。
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