やよいの頭の中

沖縄のフツーの主婦やよいが思ったこと   (最近は息子の英語教育も。もちろん、従来からの愚痴記事も健在でしゅ!)

お盆について やよいの思ふコト①

2012年09月09日 | 日記

お盆。

オキナワ人なら、逃げられないし、逃げてはいけない。

遥々遠方からお帰りになっている先祖たちに、現実世界で生きている

私たちが、チェックされるための日なのかもしれない。

3日間、なんとなーく気が引き締まるとまでは言わなくても、

悪いことはできないような独特な雰囲気が漂う。

「お盆の時期に海で泳いだら、海に引っ張られるよぉ~」

この教えは、オキナワ人なら聞いたことがあるだろう。

死者たちの仕業で、海に引っ張られて、帰らぬ人となる・・・的な話だったと思うが、

大人になった今は別の意味で作られた風習では・・・と思ったりもする。

 

「お盆の時期に海で泳いだら、海に引っ張られるよぉ~」

イコール、

「お盆の時期に海へ遊びに行くような者は、けしからん!」とか、

「お盆の時期は、海なんか行っているヒマはないだろう。さぁー、家の手伝いしなさい!」とか、

「お盆の忙しい時期に、先祖のことも考えないで遊んでいたら、世間から笑われてしまう」などと

いった、昔の人々の生真面目さ、体裁を気にする性質からうまれた言葉ではないかと

思ってしまうオキナワン主婦やよい。

 

 

娯楽が多様になった現代、海水浴以外の楽しみがあるが、

祖先を蔑ろにして、自身の娯楽を優先にするオキナワ人が増えると、

また新たな言い聞かせが生まれてきそうだ。

 

「お盆の時期に、サンエーに遊びに行ったら、エスカレーターに挟まるってよー」とか、

「お盆の時期に、キャンプに行ったら、川に流されるってよー」とか、

「お盆の時期に、映画を観に行ったら、火事にあうってよー」

「お盆の時期に、旅行に行ったら・・・・」などと、

もしオバーたちがあちこちで、この根も葉もない教えを説いたら、

また新たなオキナワの風習が増えるだろう。

 

 

でも、個を優先する現代社会、オバーの教えがどこまで

届くかは疑問が残る。

 

 


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