西日本新聞さんが、「子どもに明日を」という特集をされています。
とても丁寧な取材をされていまいす
http://www.nishinippon.co.jp/feature/tomorrow_to_children/
こちらはその一つの記事です。
この記事を読んで、韓国のソンミサン・マウルのまちづくりを思い出しました。
西日本新聞さんが、「子どもに明日を」という特集をされています。
とても丁寧な取材をされていまいす
http://www.nishinippon.co.jp/feature/tomorrow_to_children/
こちらはその一つの記事です。
この記事を読んで、韓国のソンミサン・マウルのまちづくりを思い出しました。
書き出し部分が秀逸でしたので紹介しますね。
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まず大事なのは、おのれの姿を正確に知ることだ。
というのは、思い描いている日本の自画像がズレているのではないかと考えられるからだ。
こびりついている世界第2の経済大国の残像の修正からはじめる必要がある。
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ただ、後半の「グローバル農業」うんぬんって記事は、さすが日経という感じですが…。
この記事を読んで思い出したのは、この対談でした。
確かに日本の技術は世界でも最高水準にあり、それが70年代、80年代に日本の製造業が世界を席巻する原動力だったことはまちがいない。今でも、コストや時間を度外視して高品質の製品を作らせたら、日本の右に出るものはいないといってもいいほど、日本には高い技術力がある。
しかし、しかしこの技術に対する過信と、コストと時間を度外視した高品質主義ゆえに、日本の製造業の現場では売れるあてもないまま不必要なほどハイスペックな製品を作り続けることが当たり前になってしまったと湯之上氏は言う。そこに、日本製と比べれば厳密な意味での品質は劣るかもしれないが、そこそこの品質で低価格な韓国や台湾など海外の製品が登場した時、日本製は必要以上に高品質、高スペックで、そして当然のこととして不必要に高価なために、売れない商品となってしまった。
ラジオを聞いていたら、【キリンビバレッジ presents 私の別格 - (TOKYO FM/1月3日放送)】
コミュニティデザインをされている山崎さんという方の話が参考になったのでまとめてみました。
よく「こうすればあなたの地域は活性化できますよ」と解決策を言う専門家を呼んでくる。
その専門家がダメだと別の専門家を呼んでくる。
そうではなく、
「地域の人達が自分たちで調べて、解決していくように手助け」をするのがコミュニティデザイン。
その一例として上げたのが『探られる島』プロジェクト。
地域の人達に、「地元の観光名所は?」と聞くと、
「神社仏閣、桜並木」など当たり前のものしか返ってこない。
そこで、観光できた人達に、
「この島で面白かったところを写真に撮ってきて」と頼んだところ、
神社仏閣などは一つもなかった。
例えば、”田んぼの横にある冷蔵庫”だった。
冷蔵庫を開けると、桑など農機具が入っていた。
どうして冷蔵庫が
離島は粗大ゴミを捨てるのは凄いお金を掛かるので、冷蔵庫を農機具小屋として活用していたという。
このような「外から見た面白いところや不思議なところ」を冊子にまとめて発行したり、
今ではNPOを立ち上げて、特産物を作ったりして色んな展開をしている。
こういうことをして行くにはコミュニケーションが大切なのだが
日本人は直接に議論するのが苦手。
昔、洗濯場でみんなで洗濯をしていた。そこに石で作った水神様があった。
マナーの悪い人がいたら
直接に注意しづらいので、その人が帰ったあとで水神様に
「あの人、困るわよね~」と片付けた。
探られる島プロジェクトも、地域の人達だけだったら、
「やっぱり神社だろ」「そんなのありきたりだ」と人間関係がこじれてしまって、難しかっただろう。
観光客、つまり外の人間の助言だったからこそ受け入れることが出来た。
ふるさとを元気にする仕事 (ちくまプリマー新書) 新書 – 2015/11/5