人体への放射能の影響について広島赤十字・原爆病院で様々教えて頂きました。
原爆と原発事故との違い
原爆→爆風+熱風+放射線
原発事故→放射線
人に放射線があたると、強さと量、あたり方によって異なりますが細胞内の染色体(DNA)が
傷付き障害が発生するとの不安があるが修復され何も起こらないことがほとんどです。
過去の人類データで被ばく線量との関係は明確です。しかし、人の五感(覚)では察知できない
ので測定器が必要です。事故危険区域で作業等するときは必ず測定器バッチの着用が必要です。
放射線障害予防に関する健康診断・被ばく線量の管理をする必要があります。
1.放射線障害防止法 2.医療法 3.電離則
人への放射線の影響(急性)
<確定的(必ず起こる)影響>
線量が500mSVで白血球の一時的減少が起こるがそれ以下では何も起こらない。
しいき値(閾値)の存在がる。初期脱毛紅斑は2Sv
<確率的(若しかしたら起こる)影響>
線量にしいき値が存在しないが、自然発生率のがんや遺伝的影響より低いので容認できる。
放射線のあたり方で影響が異なる
全身被ばく&部分被ばく
臓器組織により放射線の感受性が違う
外部被ばくと内部被ばく
内部被ばく防止は、マスクと手洗いの励行
体に入った放射能も永久に体のなかに残るのではなく、半減期(放射能の強さが半分になる 時間) があるので次第に減っていく。 例: 放射性ヨーソ131の半減期は約8日なので、 約1週間過ぎると体の中に入ったヨーソ131の 量は半分になり、さらに約1週間後(初めからは約2週間後)には半分(初めの1/4=1/2x1/2) になる。 したがって、1か月後(4週間後)には、1/16(=1/2x1/2x1/2x1/2)になる。 人間には回復力がある: 放射線で障害を受けた細胞、体も元に回復する力がある。
以上、学ばせて頂きました。
原爆投下時に病院の窓枠から椅子の背もたれの真ん中から上の部分が出ていて変色している。