YA Pilates&Fitness 西荻窪のピラティススタジオ

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いろめがね。

2019-03-18 23:37:47 | 日記

1月に受講した「目ってなんだろう」という講座をきっかけに、講師の灰谷さんが開発された、呼吸と姿勢と感情を整える眼鏡「イノチグラス〜発達するメガネ〜」というのを、つくってきました。

  

サポートカラーを選び、レンズを調整していただいた完成品が、先週水曜日に届いてからは、かけている時間とタイミングをいろいろと試しています。

 

サポートカラーを元に選んだレンズの色はピンク(^^)

第一弾は、ぼんやり休んでいる時に、疲れが取れやすくなる用のメガネを作っていただきました。(笑)

 

 

脳へのインプットの8割が視覚からといわれる中、このメガネでインプットを変えたら、呼吸や姿勢、また感情がどのように変化するのか、自分自身で体験してみたかったのです。

 

普段メガネをかけない生活をしてきたので、メガネをかける行為自体にまだなれていませんが、いくつか面白い変化を感じています。

 

乱視矯正の焦点を合わせる度を入れたことで、両目で見ている感じがあり、距離感とものの輪郭がはっきりしました。

遠くのものが以前より小さく感じるのですが、いままでは、平面的に空間を見ていて、距離がはなれれば物は小さく見えることをあまり認識できていなかったようです。

 

そして、重心移動における左右差が若干少なくなったのを感じます。

歩きやすくなり、歩くスピードが少し早くなりました。

 

また、注視がしやすくなり、リラックスしているのに、一つのことに集中できる時間が増えたように感じます。

ただし、度調整の時、リラックス感を大切にするため、近くに焦点を合わせすぎないようにお願いしたので、本を読むことに関しては、今回のメガネはかけない方がスムーズです。

 

それから、わたしの姿勢は腰椎伸展傾向が強いのですが、何気ない立位姿勢が、いつもより、ほんの少し骨盤傾斜が少なくなって、長い時間立ち続けていても、楽なような気がします。

 

呼吸は落ち着いていますが、変化の具合はわかりません。

感情は嫌なことに反応が早くなったようですが、そこから落ち着くのも早くなったように思います。

 

あくまでも、わたし個人の感想で「いまのところ、そんな気がする」という注釈付きですが、良いものだと思います。

 

人それぞれの複雑な要因がありますので、個々人に対して効果があるかはわかりませんが、試してみる価値はあると思います。

 

なぜなら、現代生活は、自然の中にいる時の人間の状態とは、少し外れた状態にとどまることを要求されます。(パソコンなど、近すぎ、明るすぎ、小さすぎる平面に焦点を合わせ続けるなど)

 

それが身体によくない影響をもたらすとしたら、補助するものが必要になるのではと考えるからです。

 

ただし、補助として活用しながらも、頼るのでは無く、最終的には無くても良い状態を目指すことはできないのだろうか?ということも合わせて目指せたらという気持ちもあります。

(ただしそれには、社会で使われている数々のデバイスや、社会的価値観の多様性も必要なのかもしれませんが。。。)

 

そのためには、身体に関わる際に、様々な分野(この場合なら、動きの専門家、眼科、歯科、オプティメトリストなど)が連携し、からだ全体を包括して、人が現代生活に適応しながら快適に過ごせるためのサポート態勢を創り出すことが大切になるのでしょう。

 

まずは、積極的に自分の身体で体験・実験してみて、メガネの有無による身体の変化を追ってみたいと考えています。

 

それから、今回はリラックス用のメガネでしたので、取り急ぎ、わたしの現代生活において必須な、近いところ(スマホを見たり、パソコン作業したり、本をよんだり)に焦点の合うメガネも作りに行きます。

なんで、こちらを先につくらなかったのだろう。。。ははは〜。

 

さてさて、、、

 

網膜から入った視覚情報は、いわゆる視覚野といわれるところに入り、そこから2つのルートに分かれます。

 

一つは皮質経路(外側膝状体→視覚野)で、意識領域での処理が行われます。

 

そして、もう一つは皮質下経路で、脳幹(上丘)→視床枕(ししょうちん)→扁桃体というルートで、こちらは無意識領域での処理となります。

 

つまり意識と無意識の両方で視覚情報は処理されているとのことです。

 

この無意識のルート脳幹(上丘)→視床枕(ししょうちん)→扁桃体に着目してみます。

 

脳幹中脳の上丘は、様々な感覚入力を中継して刺激の方向に目や体を向ける定位反応の中枢です。

 

歩く時など頭が揺れても、見ている物がグラグラしないのは、上丘で目の位置を反射的に補正しているからです。

 

また、早い眼球運動(サッケード)行う外眼筋の緊張調節もおこなっているので、本を読む時、眼球が素早く正確に文字を追うことができるのも、ここの働きです。

 

さらに、視床枕(ししょうちん)は名前からして(笑)不思議な場所なのですが、霊長類だけが持つらしく、「見える」(感覚)を「分かった」(知覚)に変える働きがあり、自分が認識しているのは、絶対これ!いうように「確信」できるのは、ここが影響するらしいのです。

 

色や光の入力をメガネで変えることで、片付けができるようになったり、運転がしやすくなったり、本が読みやすくなった、ということが紹介されていたのですが、無意識下でのこれらの情報処理が関係しているようなのです。

 

そして、扁桃体では、今いる環境が生存にとって適不適なのかを常に判断しています。

現代人はここが過活動になり、無意識下での恐怖感が身体の緊張を生んでいるとも言われています。

 

そこに、自分が安心できる色と適切な光情報を送ることが、この過活動を抑え、身体の安定と動きやすさに繋がるであろうことは、想像に難くありません。

 

なぜ今メガネを欲しいと感じたのか、灰谷さんの講座から、ほん〜〜の少しだけ理論背景を書いてみました。

 

すごく、興味のある方は、灰谷さんの講座動画がおすすめです。こちら

面白いです!

 

ともあれ、短期・長期において、このメガネで自分自身の変化を追ってみたいと思っています。

 

 

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