やおぶろ vol.2

スキー大好き、やおりのブログ。

ニセコ旅。-09

2009-03-02 | Niseko
大斜面を満喫して、登り返し。

「登り返しはけっこうドッとくるのよね~」(by たつ兄)
同感です。

いま下りてきた大斜面を登るわけじゃないし、山頂までは行かないけど、
滑った1本が長かったぶん、登り返しもけっこうな距離になる。
しかもルートの傾斜はかなりキツい。
おまけに、いま自分たちが立っている場所からして傾斜しているので、
スノーシューを装着するのもひと苦労だ。

「スノーシューのつま先を山側へ向けて、
 かかとのベルトから締めると履きやすいよ♪」とオダさん。

なるほど。これは覚えておきたいマメ知識。


山スキー隊は我らスノーシュー組とはちょっと離れたところを、
たつ兄を先頭に、カルガモ親子のようにペタペタと登って行く。

我らスノーシュー組も登はん開始。
確かに斜度はキツいが、スノーシューの歯(スパイク)がしっかりと雪面を
噛んでくれるので、ツボ足で登るのに比べたら断然 登りやすい♪

なんでかな~?
もう何年も前、白馬で参加したツアーで初めてスノーシュー履いて、それが
ものすご~~くキツかったんだよね。その辛さがトラウマだったんだけど、
今日はイケる♪ 斜度も距離も、今日のほうがマイルドなのね。きっと♪

……な~んて……言ってはみても……じわじわきます。

ザックにくくりつけた板の重みは徐々に肩や背中に負担になってくるし、
足場を見誤ると、たまにツリーホールにはまって片足がズボッと落ちる。
(雪に埋もれて見えないのでうっかりしがちだが、木の周りの積雪は密度が
 低くスッカスカ、それがツリーホール。落ち方によってはとても危険)

このツリーホールから立ち上がるのが、けっこう難儀。
落ちてないほうの足に体重を乗せて、両方のストックを支えにして、落ちてる
足をグイッと引き上げたいんだけど、背中の荷物の重さもあるから、ぶっちゃけ
自分が重い。
気分的にはウエイトリフティング。ジャーク女子50ゥンkg級。なんつって。

風もどんどん強くなってくる。背中の板があおられてバランスが悪い……と
思っていたら、目の前を登っていたばんちゃんの片ヒザがかくっと崩れた。
手をついたために身体が前屈みになり、はずみで板がばんちゃんの頭上から
前のめりに覆いかぶさる。その重みに潰され、谷側に傾くように転倒。

あ、その転び方はマズいのでは!?……と思う間もなく、ばんちゃんは
コロリ、コロリ、コロコロコロコロ……と斜面を転げ落ちていった。

ふたコロリ目でばんちゃんの足が接触し、やおりもこける。

なおもコロコロ転がるばんちゃん。

どうなる ばんちゃん!?
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殿(しんがり)を守っていたう~やんが、転げるばんちゃんの進路をふさぎ、
ピタッとばんちゃんをキャッチした。すばらしい。
川口能活ばりの、楢崎正剛ばりの、曽ヶ端準ばりのナイスキーパー♪
う~やん、チャチャチャ♪ う~やん、チャチャチャ♪


このあと、ばんちゃんはもうヘトヘトで、ド根性だけで登り切った感がある。
前日までは「楽しかったら2日連続でツアー参加検討」なんて言っていたけど、
たぶん登り切る前に「明日はゲレンデで」との意向を固めていたろうな。

このあとはツリーランを楽しむロングランで終わったんだけど、ばんちゃん、
最後の最後で木に板をひっかけて転倒、うまいこと立てずにもがいちゃって、

「あたしどうしたらいい?」って。

やっとのことで立ち上がったときには、みんなで

「クララが立った!」
「クララが立った!」

って大騒ぎ。
オダさんも小さな声でずっと笑ってたな。



Note;
・行動食として「魚肉ソーセージ」、あると思いますっ。

・陽のあたるチームとは流れ解散、彼ら今晩の夕飯は、宿自慢の
「じゃがいも料理フルコース」だって。かなり旨いらしい。

・陽のあたらないほうの我らは、コープで買い出しをしてから、
 やおりお気に入りの鯉川(こいかわ)温泉へ。
 歴史ある温泉宿で情緒たっぷり、おすすめです♪

・陽のあたらないほうの晩ご飯:
 お刺身サラダ、(陽のあたるチームを意識して)マッシュポテト、
 鶏モモ肉の生姜焼き、炊きたてご飯、サッポロクラシック♪

・晩ご飯の準備にあたっては、かめちゃんがかいがいしく手を動かし、
 男子ーズもじゃがいもの皮むきやキャベツのざく切りなどで協力。
 う~やんビールが進んで手早く撃沈。炊きたてご飯まで達せず就寝(zzz...


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