ワイスより羊蹄山(左奥)とアンヌプリ(右手前)を仰ぐ
ワイス登頂にあたっては、
以前キクに教わったとおり、一歩一歩ゆっくりと、極力、呼吸を乱さぬよう
歩くことを心がけてみた。おかげさまで案外イケました。
あたし普段けっこう早足で歩くので、ついつい同じ調子で歩きたくなるけれど、
それだとスタミナが続かないんだって。納得です。
今回はばんちゃんがスノーシュー初体験だったので、やはり急いで歩こうとして
疲れている感があったかな。
道具に慣れないとどうしてもみんなから遅れがちになるから、早くしなきゃ!
って、ついつい焦っちゃうんだよね。わかりますその気持ち。やおりも不慣れ
ながら、キクの言葉を借りて「一歩一歩ゆっくり行こう」と声をかける。
ワイスの西方向には羊蹄山と、今日はゲレンデ組としてはるさんとやっさんが
残っているニセコアンヌプリが見える。彼らも山頂ハイクアップしてるかな?
ちなみにアンヌプリ登頂は、ニセコひらふの一番上のシングルリフト「キング
第4」から担ぎ上げで約25分。
山頂エリアはゲレンデ外のため、登頂ゲートはパトロールの判断で開閉される。
今日の雪の具合ならゲートは早い時間に開くはずだ。が、
「え~、ハイクアップゥ? するかなぁ?」
「はるさんが乗り気でもやっさんはイヤがるんじゃない?」
「2人きりだし別行動はしないでしょ」
「じゃあ、登らないに2,000点!」
「登らないに1,000点」
「登らないに魚肉ソーセージ1本」
全員が「登らない」に賭けたんでは賭けにならない。
結果、この賭け、全員負け。
だって、はるさんとやっさん、登ったんだって~。すご~い♪
でも山頂からのルートが展開できなくて、そのままリフト沿いを下りて
きちゃったんだって~。かわい~♪ そしてもったいな~い♪
ワイス組ツートップ
我らワイス組は山頂で装備を外し、スキーを履く。
羊蹄とアンヌプリを背にして進み、なだらかな沢を挟んで広がる大斜面を
見晴らせるポイントに立つと、オダさんが、
「こっからあの木のとこまで、どこ滑っても大丈夫なんで~」
と、ユルめのガイドをしてくれる。
「じゃ、僕が先に行くんで、30m間隔くらいでどうぞ~」
そう言い残して滑り出すと、オダさんは沢陰に一瞬姿を消して沢向こうまで
トラバースし、やがてスプレーを巻き上げてこの大斜面を一気に降りた。
みんなもおおよその間隔を空けながらスタート、思い思いのラインを
一気に滑り降りる。
右手の稜線に2人、その小ささでこの斜面の大きさが伝わる?
一本滑って会心の笑顔。左からじぇみ姐、伊達っち、もんち
Note;
・デカい斜面でした。滑りごたえありました。
滑り出す頃にちょうど日が陰って、雪面が見づらくなってしまったのが残念。
だけどわずか20分の登りでこの斜面に来れるなら、えぇえぇ登りましょうよ♪
みたいな気持ちになってしまうよな~……。
などと危なく登りたいヒトになりかけるやおり。落ち着け自分、この1本が
終わったら大っ嫌いな登り返しだ。
わかりましたよ。
人間ってちっぽけですね。
山の写真がすごーーいです。
滑れるやよりさんもすごーーーいです。
よさげなハイクアップ&斜面ではないですか!お疲れちゃん
黒ゴマ2粒、よくぞ見つけてくださいました。
あらためて見ると本当に小さいですね(笑)
なお、わたしはただのレジャースキーヤーですから、
ちっともすごくありません。おほほ。
キク>
旭岳の記憶から、ついつい魚肉購入@コープさっぽろ倶知安店。
おまけにみんなにも勧めまくる始末。あなたがあたしに
憑依したとしか思えません。
とてもよい斜面でした。それは間違いナッシング。