「ぱたから」
高齢者の死因について話題になることがある。「嚥下体操」の大切さを実感して間もない頃。先日のことだが、地域の高齢者と食事するサロンが催された。
その際、「身体を動かしましょう」と包括センターから指導員が来られる。「ぱたから」体操は嚥下体操の1つだが、わかりやすくしかもその意義と共に覚えやすく指導がある。身近で取組みやすいものだった。
1、先ず首の運動2、次に舌の運動 上下左右に舌を出す3、そして「ぱたから」を1語ずつ10回大きな口で声に出す4、最後に早口で「ぱたから」を10回声に出す。これが、私が理解した内容だ。1日1回この体操をすれば誤嚥性肺炎になる確率は低下すると。
先日出席した葬儀で、耳にした病名は「誤嚥性肺炎」だった。若い私でも誤嚥を起こすことがある。この体操により、今日「から」、「ぱた」と誤嚥はしなくなったといえる変化はないだろうが、長い期間続けて、その効果を期待したい。