地磁気の力
オ-ロラのもととなっているのは、太陽から放出される太陽風のプラヅマ。北半球では地磁気のS極に引き寄せられて、地球の空気に含まれる原子と衝突する。その際に発生する発光現象がオーロラである。
関与している地磁気、2月25日NHK番組に取り上げられていた。「地磁気と生命」との題だった。磁気感覚を地球生物は持っているか。魚の集団行動は持っている証拠という。地磁気の逆転(S極とN極の逆転)は起こるか。78万年前には現在と逆であった。この時期の地層を調べると、雲が増えて地球の寒冷化が起こった。逆転現象は20~30万年周期で起こっていると。
磁極のエクスカ-ション、磁極の大移動のこと。4万2千年前頃起こった。福井県水月湖の年縞を調べると、4度次々に現在の北極と南極以外の場所に移動した。その際に磁力は弱くなり、太陽からの紫外線を弱める力も小さくなった。そのため色白だったネアンデルタール人は紫外線に負けて絶滅し、より色黒だった私達ホモサピエンスは生き延びた。また地磁気が無くなると、強い太陽風を受けた際に大気は吹き飛ばされて、火星のように大気がない状態になるだろうという。
テレビを見ながらのメモと記憶とを辿りながら、そしてネットでも調べながらブログを書いている。地中のマントルの対流により地磁気の逆転は周期的におこることも理解できた。とはいえ、地磁気には恐るべき力があり、人はこれを知る努力をしておくことが必要だとも理解できた。