「山下ゆみニュース」の次号構想

　「構想」とはおおげさですが、ニュースを発行するときはいつも何を載せるか悩みます。議会の直後はその報告で紙面のほとんどを占めてしまいますが、さて今回はどうしましょう。
　その時どきに市民のみなさんが一番知りたいと思っておられること、行事や取組の事後報告と今後のスケジュールのお知らせ、「街かどから」コーナー（市内の風景を写真で紹介）、府政・国政へと広げた情勢報告と日本共産党の活動、などなど。すべてを網羅しようと思えば月１回の発行ではとても間に合わないのですが、手際の悪い自分としては欲張らずできる範囲でと言い訳して、最低ラインの発行を維持しています。

　８月といえば時期的には、６日・９日の核兵器廃絶を訴える６・９行動や「原水爆禁止世界大会」のこと、１５日の終戦記念日に寄せる平和宣伝などがあり、今年は「反核・平和のつどい」も２５日（土）に開催されます。
　そして今、外すことのできない重大問題が！「原発再稼働反対」の運動は全国で大きな高まりとなっていますが、首相官邸前抗議行動では「反原連」のやり方に疑問の声も広がってきていて参加者が減っているとか。「原子力規制委員会」の人事に関して猛反対も起こっています。「オスプレイ配備」を巡る緊迫した情勢、参議院での「消費税増税法案」強行への動きとそれを阻止する野党共闘、・・・。

　混沌とした状況は、利害関係がはたらくからでしょうか？
　私たちは、安心して暮らしたいだけなのに。子どもたちの未来に美しい地球を引き継ぎたいだけなのに。それはだれか特別な人のためではなく、この地球にすむすべての人のことを考えてのことですよね。

　ニュースの構成はなかなか決まらないまま、コーヒーだけは飲み干してしまいました。

「原爆と人間展」と核兵器廃絶署名

　泉佐野市と熊取町の有志で取り組んでいる「反核・平和のつどい」実行委員会では、年１回の「つどい」に加えてそれぞれの自治体で核兵器廃絶をテーマにパネル展も開催してきました。
　今年度のスケジュールは、次の通り。
泉佐野市役所でのパネル展　　　８月６日（月）から８日（水）まで
熊取町の煉瓦館でのパネル展　　８月９日（木）から１６日（木）まで
第３２回「反核・平和のつどい」（反核平和コンサートとクイズなどのイベント・パネル展示など）
　　　　　　　　　　　　　　　８月２５日（土）午後１時から４時までりんくうタウン駅構内の「星の広場」

　今回から展示されるパネルは、新「原爆と人間展」という日本原水爆被害者団体協議会が新しく編集されたものです。これまでの「原爆と人間展」パネルを見たことのある方にもぜひ見ていただきたい内容です。
　泉佐野市役所でのパネル展では、自然エネルギーに関するものも展示します。危険な原発をなくしてほしいとの国民の運動が広がる中、代替エネルギー源としておおいに注目を集めている「太陽光・風力・地熱・バイオマス」などの再生可能エネルギーを早くから取り入れている諸外国や日本の地方の取り組み・実践例を紹介した内容は、豊かに広がる可能性を実感でき必見です。
　また泉佐野市は２０１０年６月に平和市長会議に加盟しており、（非核平和都市宣言ももちろん行っています）そこからの要請や市民からの提案もあり、この８月に市として初めて署名の取り組みをするとのことです。市役所などに署名コーナーを設け、平和市長会議が集めている「核兵器禁止条約の交渉開始を求める要請書」への協力を広く市民に呼びかけるというものです。素晴らしい企画ですね。たくさんの市民の方に知っていただき、署名していただけることを願っています。