未来社会を夢見る山下ゆみのブログ

アラ還真っ只中の暮らしと関心ごとを綴っています。最近の日本、おかしなことが多すぎる!と行動に。

震災がれきの広域処理、やっぱり間違ってる

2012-08-28 23:19:15 | 震災・原発
 きょう午後、「ガレキ・汚染焼却灰埋め立て学習会in泉大津」に参加しました。6月末に関西広域連合がフェニックスの尼崎・泉大津沖を焼却灰埋め立ての候補地に挙げたことにより、泉大津市では多くの住民のみなさんがこの問題に向き合い行動を起こしておられるようです。8月になって、広域処理量の見直しにより、国から広域連合への要請は取り下げられ、フェニックスへの埋め立ては必要がなくなりましたが、問題はここに限られたことではないのです。

 現在、大阪府内では大阪市が「ガレキの受け入れ・焼却」を具体的に決めています。11月にガレキを此花区舞洲工場で試験焼却し、来年2月から本焼却を始め、焼却灰を北港の最終処分場に埋め立てるという計画です。これって大阪市だけの問題ではありませんよね。

 住民説明会は此花区民だけを対象にしたものがすでに行われ、明後日30日(木)夜には、中之島中央公会堂で大阪市民対象の説明会が行われるとのことです。大阪市民でないと会場には入れないそうですが、外でもオープンマイクで1人3分のスピーチができるそうですよ。橋下市長に言いたいことがある方、参加されてはいかがでしょうか?


 さて、我が泉佐野市では市長が5月に「震災不燃がれき受け入れを表明」して以後、担当課で検討はしているようですが、具体的な内容については未だに一切明らかにされていません。多く見積もりすぎていたガレキの量が見直され、地元での処理にかなり見通しが立ったとのことですが、国は不燃物の受け入れ先は依然として探している状況のもと、市は「不燃物受け入れ」の方針を変えないのでしょうか?

 放射能の影響は「ここまでなら絶対安全」と言い切れるものではないのです。曖昧な安全基準で広域処理することで、日本中を汚染してしまう上に、莫大な費用がかかります。安全な国土を残し、被災者への直接的な支援に財源を回す方がずっといい。そのことを確信した学習会でした。
コメント
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