未来社会を夢見る山下ゆみのブログ

アラ還真っ只中の暮らしと関心ごとを綴っています。最近の日本、おかしなことが多すぎる!と行動に。

6月議会、始まっています

2012-06-15 15:42:47 | 泉佐野市議会
 12日より6月議会が始まりました。
 今回出されている議案で市民の皆さんに大きな影響が考えられるものに、一般会計補正予算の中の「こども園整備事業」・2か所分、計4,400万円余りの計上があります。これは、昨年12月議会で突然明らかにされた「こども園構想」の具体化にかかわり、現在の「のぞみ幼稚園」の場所に「北部地域こども園(仮称)」を、「はるか幼稚園」の場所に「南部地域こども園(仮称)」を開設するための事業に着手するためのものです。
 既存の幼稚園の施設に、保育所機能を持つ施設を増設して「こども園」を開設するために、それぞれ買収や借入で隣接地を確保しようとしています。ハード面では、土地と建物を用意すれば「こども園」の形は作れるかもしれませんが、一番肝心なのは、そこに通う子どもたちにとっていい施設になれるのかどうかです。大人のするとおりにされるしかない子どもたちに代わって、保護者の皆さんや現場で働く先生・保育士さんたちの意見は、何よりも優先されなければなりません。ところがこの「こども園構想」は、それを置き去りに計画だけが先走りしています。

 なんといってもその開設予定の時期が、平成26年度に1園、27年度に2園とされていることです。これまでその目的や役割・保育内容に大きな違いのある幼稚園と保育所を一緒にしてしまうにはあまりに短い準備期間しか与えられていないことに、多くの反対意見や心配する声が寄せられています。
 職員さん、保護者の皆さん向けの説明会が終わり、現在パブリックコメントの受付中です。(6月28日まで)説明会で出た意見や要望、パブリックコメントで寄せられた意見を集約して、計画自体の是非も含めて計画に反映させるのが常識ではないでしょうか。そのために、関係者の意見を聞き、一般市民からも広く意見を集めているはずだと思っていました。
 ところが、昨日(6月14日)の厚生文教委員会での質疑で、千代松市長は「賛否を諮っているのではない。反対があったからと言って、計画を撤回するものではない。」と言い放ったのです。つまり、「『こども園構想』は自分がすると決めたから絶対実施する。賛成意見のなかで多いものだけを参考にする。」ということなのでしょうか。

 本当に呆れてしまいました。「市民不在」は市長の政治姿勢そのものです。

 「なぜそんなに急ぐのか?」との質問に市長は「老朽化した保育所をほっておけない。」と答えていますが、昨年夏に策定された「財政健全化実施プラン」には、佐野台・わかば・みどり・長南の「市立保育所の建替え計画」はまったく盛り込まれていなかったのです。今になって言い出すのは、「こども園」開設を急ぐ口実でしかありません。

 後半の本会議でも、わが会派のくぼ和恵議員が「こども園」について質問します。(質問予定日時は、6月26日(火)午後です。)ご関心のある方で可能な方は、ぜひ傍聴にお越しください。
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4 コメント

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こども園 (ふるさと)
2012-06-21 01:31:23
はじめまして。ふるさとです。
公立保育所の保護者です。
4月に子どもが入所し、入所するまでは子どもの問題行動に悩まされていましたが、保育所の先生やお友達との関わりの中で「思いやり」や「やさしさ」また、いろいろな生活の基本となる「食事」や「排泄」を教わり、入所して3ケ月ですがずいぶん成長したなあと思い。先生方には感謝しています。
私は、保育所が実施している園庭解放や遊びの教室、またつくしんぼでのおひさまクラブなど。これまで泉佐野市が取り組んできた子育て支援に積極的に参加してきました。かなり多くの子育てイベントに参加しているのではないかと思います。多くの子育てイベントに参加し、そんな中で民間保育園の保育士さん公立保育所の保育士さんまた幼稚園の先生と触れ、我が家の状況も踏まえ公立保育所さんを選びました。
保育所選びをする方の中には、自宅から近い事を第一優先されている方もいらっしゃいますが、私は園の雰囲気と保育士さんの子供への関わりをみて、あとうちの子の性質を考えて決めました。
そんな思い入れのある保育所で、突然訳も分からないままこども園の話が持ち上がり、驚き、憤り、不安など。。。なぜこのような事態になったのか知りたくてこども園構想の説明会も自園のみならず他の保育所の説明会にも出向き参加しました。どこも保育所も質問や不安事項はほぼ同じでおもに「なぜこんな急に説明会を開くようになったのか」「説明会の周知が遅い・できていない」「保育所が不足の前に幼稚園を三年保育にして民間幼稚園に負けないようにすればよい」「こども園があまりに遠い」「保育内容が明確でなく不安」「幼稚園の先生と保育所の先生の交流が全くないのに2年で開設できるのか」「財政難を理由にこども園を推し進めたいだけではないのか」「パブリックコメントを集めているがパブリックコメントの周知もできていない。特にかかわる若い子育て世代は自治会に入っていない人も多く広報を読んでもいない」「構想案といいながらこども園を開設するのは決定事項ではないのか?なぜ年数を決めずに市民の意見や専門家の意見を入れながらこども園をゆっくり作れないのか」「子どもの事を第一に考えるなら、期限を決めずに作り上げてほしい子供が一番の犠牲になるだけ」「子どもが多くなることで発達障害などの配慮がいる子どもが見落とされるのではないか」など他にもたくさんあります。考えれば考えるほど無理な計画だと思います。
財政難・老朽化などの問題がありますが、まずはこどもありきではないでしょうか。
もちろん親の都合もあります。幼稚園でも預かり保育・一時保育は歓迎されています。それもありきだと思います。

お友達や保護者間の話などで千代松市長のこども園構想への対応の仕方も聞いています。
いくら市民が反対(反対意見だけでもないとおもいますが)やもっと市民への説明会の実施をお願いしても聞き入れてもらえないようですね。ましてや、すでにこども園は自分が決めた事で反対意見があろうがパブリックコメントで色んな意見が上がってこようが、こども園は押し通すと言っているようですね。このことに関しては憤りを感じます。
こども園の話を抜きにして、あまりに市民をないがしろにしているのではないでしょうか。私は泉佐野の市制や議会の内情はまったくわかりませんし、これまで興味も持ちませんでした。
この件で、これまでの自分を反省しました。
泉佐野市はだれが作っているのでしょうか。泉佐野市はだれのためのものなのでしょうか。泉佐野市を良くしていくためにはどうすればいいのでしょうか。私は泉佐野で生まれずっと泉佐野で暮らしています。関空ができ泉佐野市もずいぶん変わりました。財政難があり市民サービスの低下などもありますが、私は泉佐野市が大好きです。
その泉佐野が今、市長の自分の名声を上げたいがためと思われるような行動をとっているのが許せません。
これからいち市民としてこども園構想に自分でできる主張をしてゆきます。
どうか山下議員さまにおかれましてもこども園構想の市民の声に耳を傾けていただき、私たちの声をどうか議員の方々や市長に届けていただきたいと強く願っています。
返信する
こども園について (ふるさと)
2012-06-21 08:05:56
泉佐野こども園について

はじめまして。ふるさとです。
公立保育所の保護者です。
4月に子どもが入所し、入所するまでは子どもの問題行動に悩まされていましたが、保育所の先生やお友達との関わりの中で「思いやり」や「やさしさ」また、いろいろな生活の基本となる「食事」や「排泄」を教わり、入所して3ケ月ですがずいぶん成長したなあと思い。先生方には感謝しています。
私は、保育所が実施している園庭解放や遊びの教室、またつくしんぼでのおひさまクラブなど。これまで泉佐野市が取り組んできた子育て支援に積極的に参加してきました。かなり多くの子育てイベントに参加しているのではないかと思います。多くの子育てイベントに参加し、そんな中で民間保育園の保育士さん公立保育所の保育士さんまた幼稚園の先生と触れ、我が家の状況も踏まえ公立保育所さんを選びました。
保育所選びをする方の中には、自宅から近い事を第一優先されている方もいらっしゃいますが、私は園の雰囲気と保育士さんの子供への関わりをみて、あとうちの子の性質を考えて決めました。
そんな思い入れのある保育所で、突然訳も分からないままこども園の話が持ち上がり、驚き、憤り、不安など。。。なぜこのような事態になったのか知りたくてこども園構想の説明会も自園のみならず他の保育所の説明会にも出向き参加しました。どこも保育所も質問や不安事項はほぼ同じでおもに「なぜこんな急に説明会を開くようになったのか」「説明会の周知が遅い・できていない」「保育所が不足の前に幼稚園を三年保育にして民間幼稚園に負けないようにすればよい」「こども園があまりに遠い」「保育内容が明確でなく不安」「幼稚園の先生と保育所の先生の交流が全くないのに2年で開設できるのか」「財政難を理由にこども園を推し進めたいだけではないのか」「パブリックコメントを集めているがパブリックコメントの周知もできていない。特にかかわる若い子育て世代は自治会に入っていない人も多く広報を読んでもいない」「構想案といいながらこども園を開設するのは決定事項ではないのか?なぜ年数を決めずに市民の意見や専門家の意見を入れながらこども園をゆっくり作れないのか」「子どもの事を第一に考えるなら、期限を決めずに作り上げてほしい子供が一番の犠牲になるだけ」「子どもが多くなることで発達障害などの配慮がいる子どもが見落とされるのではないか」など他にもたくさんあります。考えれば考えるほど無理な計画だと思います。
財政難・老朽化などの問題がありますが、まずはこどもありきではないでしょうか。
もちろん親の都合もあります。幼稚園でも預かり保育・一時保育は歓迎されています。それもありきだと思います。

お友達や保護者間の話などで千代松市長のこども園構想への対応の仕方も聞いています。
いくら市民が反対(反対意見だけでもないとおもいますが)やもっと市民への説明会の実施をお願いしても聞き入れてもらえないようですね。ましてや、すでにこども園は自分が決めた事で反対意見があろうがパブリックコメントで色んな意見が上がってこようが、こども園は押し通すと言っているようですね。このことに関しては憤りを感じます。
こども園の話を抜きにして、あまりに市民をないがしろにしているのではないでしょうか。私は泉佐野の市制や議会の内情はまったくわかりませんし、これまで興味も持ちませんでした。
この件で、これまでの自分を反省しました。
泉佐野市はだれが作っているのでしょうか。泉佐野市はだれのためのものなのでしょうか。泉佐野市を良くしていくためにはどうすればいいのでしょうか。私は泉佐野で生まれずっと泉佐野で暮らしています。関空ができ泉佐野市もずいぶん変わりました。財政難があり市民サービスの低下などもありますが、私は泉佐野市が大好きです。
その泉佐野が今、市長の自分の名声を上げたいがためと思われるような行動をとっているのが許せません。
これからいち市民としてこども園構想に自分でできる主張をしてゆきます。
どうか山下議員さまにおかれましてもこども園構想の市民の声に耳を傾けていただき、市民の声をどうか議員の方々や市長に届けていただきたいと強く願っています。

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ふるさとさんへ (山下ゆみ)
2012-06-22 12:10:39
 ブログへのコメント、ありがとうございます。
 保育所・幼稚園のあり方について、より良い方向を目指して議論することは必要だと考えますが、今回の「こども園構想」は、あまりに拙速で強引なものであり、共産党議員団として反対の立場です。ふるさとさんのおっしゃるとおり、「まず子どもありき」で進めるべきです。その視点がまったく欠落しているこの施策は、何としても撤回させなければと思っています。

 何よりも当事者のみなさんのご意見をしっかりとお聞かせいただきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いいたします。
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Unknown (ふるさと)
2012-06-25 06:27:47
山下議員 様

返信ありがとうございます。
行政側もいろいろな事情もあり、保育所・幼稚園側それぞれの要望もあるかと思いますが、こどもを第一に子どもの育ちを大切に考えていただきたいです。
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