未来社会を夢見る山下ゆみのブログ

アラ還真っ只中の暮らしと関心ごとを綴っています。最近の日本、おかしなことが多すぎる!と行動に。

「ガイアの夜明け」を見て

2013-01-31 10:41:03 | 泉佐野市政
 一昨日の1月29日、テレビ東京の番組「ガイアの夜明け」で泉佐野市と夕張市が取り上げられました。タイトルは「ふるさと再生に懸ける」。ご覧になった方もおられることでしょう。
 当日見られなかったので、後刻インターネットの動画で見ました。先に見た方から「あれだけを見たら、市長はいろいろアイデア出して頑張ってるなあ、という印象を受ける。」とお聞きしていましたが、なるほど、財政をよくするための市の取り組みをひじょうに効果が上がっているという視点で取材してありました。個々のアイデアは市長自身から出てきたものというよりは、市長の指示を受けて「税外収入」の確保に奔走されている担当部署の職員さんたちの努力の賜物なのですが、それを指揮する市長がかなりクローズアップされている内容でした。

 税収以外で市の収入を増やす施策ということで、市民の負担を増やさずに財政再建をすすめているという描かれ方でしたが、それを手放しで評価することに疑問を感じました。なぜ泉佐野市がこのような財政危機に陥ったかを、「関空開港に合わせた巨大設備投資で作った借金」と「その後の景気低迷による税収の見込み違い」という表面的な指摘にとどまらず、それを推し進めた責任がどこにあるのかを明らかにしなければ、同じことがまた繰り返される心配が絶えません。
 それと「市民の負担」とは、税金などの金銭的なものだけではないということです。これまで活用されていたサービスや制度が大きく変えられて利用できなくなった、しづらくなった、ということや、安心して快適に住み続けることが脅かされるような不安、懸念といったことも含まれていることは言うまでもありません。

 「ふるさと再生」は、財政面だけでなく、市民の市に対する誇りや安心感という気持ちや、市外の人も含めての世間から見た市のイメージなども大切だと思いますがどうですか?
コメント
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