未来社会を夢見る山下ゆみのブログ

アラ還真っ只中の暮らしと関心ごとを綴っています。最近の日本、おかしなことが多すぎる!と行動に。

学力テストの結果公表よりも…

2012-09-13 09:41:04 | 子どもは未来の担い手
 昨年度の小中高校生の自殺は、文科省の調査では200人に上り過去最多。警察庁の統計では2011年中と時期は異なるもの353人で、大きな開きがあります。学校に警察から詳細が知らされなかったり遺族から事故死にしてほしいとの要望があったりすることでカウントされなかったケースがあるとのことです。それにしてもこれだけの子どもたちが自ら命を絶つというこの現実を、どう受け止めればいいのでしょう。

 いじめの問題も深刻です。教室は社会の縮図と言います。大人社会のゆがみが、形を変えて子どもたちの人間関係を襲っていると指摘する専門家も多くいます。

 「子どもの権利」について、もっと多くの大人が勉強して共有しないといけません。特に、子どもたちの教育環境を整える立場にある者の責任は重大です。「教育」の貴い使命を認識し、すべての子どもの限りない可能性を引き出して「人としてどう生きるか」という夢を持たせてあげなければ!
 それさえもできずに「テストでいい点数を取れ」と追い立てても、さあ、ほんとの学力が付くのでしょうか。競争に打ち勝てる子は、とりあえずこの段階ではいい思いをするのかもしれません。では、競争に耐え切れない子、がんばっても負けてしまった子は?傷ついたままでいいの?「どうせ私はできないから」とあきらめさせてしまっていいの?そんなはずはありません。点数という数字では表せない「個性」「まだ見つかっていない可能性」に向けて、胸を張って生きていってほしい。
 そう思わない大人もいるのでしょうか。

 自分の子どもが生まれたとき、「幸せになってほしい」、そう思わない親はいないはず。うちの子もよその子も、みんな幸せになってほしいです。子どもには幸せになる権利があるんです。勉強できないよりできたほうがいいに決まってるけど、ほんとにすべての子どもの学力向上を保証する気なら、競争させて順番つける前にすること、山ほどあるでしょう!
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