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奥秩父や奥多摩周辺の山と花の風景を楽しんでいるデジカメ日記です

地元の高校生が製作した「県内最高峰の標識」 三宝山を訪ねて

2014年09月15日 | さんぽ
奥秩父の一角に埼玉県の最高峰「三宝山」がある。甲武信岳や金峰山、そして両神山や十文字峠に囲まれ、その存在感は縦走路の一部に過ぎないかもしれない。重厚な山並みが連なる奥秩父の2,483mの三宝山に関心があったのは、先月のある新聞記事である。その内容はこうだ。 三宝山に『県内最高峰』標識 秩父農工科学高生徒が製作県立秩父農工科学高校の三年生八人が、秩父市と長野県川上村にまたがる三宝山(さんぽうさん)(二、四八三メートル)が県内最高峰であることを示す標識を製作した。今月末に立てる予定だ。県によると、三宝山の山頂には「三宝山」と書かれたプラスチックの標識があったが、今年春ごろになくなっていた。五月に県民から「せっかくの県内最高峰なのに標識がないのはもったいない」との投書が県に寄せられたのがきっかけで、県が地元の秩父農工科学高校に製作を依頼した。同校森林学科の三年生八人は六月から製作を開始。地元業者から無料提供された秩父産のヒノキ材(高さ約二メートル)の正面に「三宝山 2483m 埼玉県」、側面に「埼玉県最高峰」と刻み、七月中旬に完成させた。生徒たちは19日に県庁を訪れ、知事に標識を披露した。「三宝山が県内最高峰だとは地元の私でも知らなかった。県内外の登山者に知ってもらえると思うと誇りに感じます」と話していた。 という事で、後輩の製作した「県内最高峰の標識」を拝見する為に、今日は三宝山を訪ねることにした。三宝山自身は石楠花の咲く頃、毛木平から千曲川源流を歩いて甲武信小屋でテント泊。翌日、甲武信岳から十文字峠を縦走した記憶が新しい。十文字小屋の前には、ところ狭しと咲いていた石楠花が印象深い想い出がある。 . . . 本文を読む