既存メディアの現状を考える(3)メディアスクラム 2005年04月19日 | メディア論 事件や事故の被害者にマスコミの取材が殺到し、深刻な二次被害を引き起こすことがある。メディアスクラムと呼ばれる現象だ。既存メディアに対する不信感の根底に流れるのは、そうした「怖いマスコミ」のイメージであろう。 メディア側の人間がいくら「権力の監視役」を強調しても、そのペンの矛先が自分たちに向いていると信じ込んでしまった市民の嫌悪感は簡単には拭えない。敵の侵攻から国民を守るはずの軍隊が、国民を犠牲に . . . 本文を読む