事件被害者に「取材猶予」期間を 2005年05月27日 | メディア論 「マスコミが取材に来たけど断ったよ」―。白昼の無差別殺人事件で社員を亡くした会社の幹部は、眉間にシワを寄せながらそう語った。「何か非常識なことを言われたんですか」と聞くと「いや別に」という答え。「他人の不幸を聞き回って何が楽しいか」。事件関係者にはマスコミの報道姿勢以前に、事件取材そのものに本能的な拒絶反応を示す人が多い。 事件を取材する側(社会部記者や地方支局の若手記者)はそうした拒絶反応に接 . . . 本文を読む