かんにんブクロ

絵本とイラスト付きで書いているブクロ…いやブログです(笑)

退院して…

2015年09月19日 | 病気
帰宅してすぐイラストを描いた
(2011年)
4年前に書いた日記です

9月21日(入院11日目)
看護婦さんがリハビリ用のボールを持ってきてくれた。
早速左指だけでボールを回したりしたが上手く回す事が出来なかった。時間はかかると思うが焦らず諦めないでリハビリしようと思った。

9月22日(入院12日目)
午前10時から2回目のMRI検査があった。
最近の私は点滴の管が外されると病院の中をあちこち歩いたりした。でも、左手と喋るのはまだまだダメだ。

9月23日(入院13日目)
そろそろ入院して2週間になるので、数日前からいつ頃退院出来るのか看護婦さんに聞いていた。
午後、看護婦さんが「25日に退院出来る」事を伝えにやって来た。やっと退院出来ると思うと嬉しくてたまらなかった。

9月24日(入院14日目)
午後4時頃、主治医が左手と左足の検診に来た。左手はダメだが、左足の方はかなり治りが早い。
夕方、「これが最後です」と言って看護婦さんが最後の点滴容器を持ってきた。そして、夜中に点滴の液剤が全て無くなり点滴は外された。2週間私の右腕に付ききりだった点滴針も外された。ベッドの横にいつもあったキャスター付き点滴棒も無い。やっと終わった。

9月25日(入院15日目・退院の日)
朝食後、同室の患者さんに挨拶した後、ナースステーシヨンに行った。
『隣の男性』や看護婦さん達が、私がエレベーターに乗るまで見送ってくれたので照れくさかった。
無事退院し、入院生活は終わった。

帰宅してすぐ机に向かって絵を描き始めた。
入院中はベッドの上でらくがき程度きり描いていなかったから、イラストを描くのは久しぶりだった。
左指は曲がったまま。紙をおさえるというより紙の上にのせる程度きり出来なかった。

描き始めて気が付いた。なんかおかしい、うまく描けないのだ。
右手は何ともないから絵は描けるはずなのに、きちっとした線が思い通りに描けないのはなぜだろう?

そんな事を思いながらも、描き続けてわかった。まだ「左手に力が入らないからだろう」とか、左半身の麻痺で「左右のバランスがまだうまくとれていないからだろう」等と思った。

「何枚も描いてバランス感覚を取り戻すきりない」と決めた。

夕方、2週間ぶりにパソコンの電源を入れた。
左指の力がまだ弱いので、キーボードのボタンがうまく打てず、数行の文字を打つにも時間がかかった。「なんでうまく打てないんだ!」とイライラした。

右指だけで打てば早く確実に文字が打てたが、これもリハビリだと思って、なるべく左指も使う様にした。

(その後も、左指のリハビリは焦らず気長に続けた)


(完)

脳梗塞の総集編


・・・・・


次回から
「外国人が日本に来て
ビックリする話し」
を再開します
お楽しみに・・・
☆☆☆(((o(*゜▽゜*)o)))☆☆☆




ね・て・き・た・ま

面白いと思ったら
クリックして応援お願いします




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« もう少しですね… | トップ | 日本の田舎の看板… »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

病気」カテゴリの最新記事