自然に恋して

春は山菜採り、夏秋はキノコ採り、春夏秋は山登り、冬はスキー、自然に恋する男がひとり

白馬岳~雪倉岳~朝日岳に高山の花を求めて

2013年08月25日 | 日記
平成25年8月17日(金)~8月19日(日)


マロニエハイキングクラブの定例山行に参加

参加者12名(男6、女6) バス利用


同ハイキングクラブの知人からの誘いで参加。

高山植物の宝庫に行ってみたいと思っていたので、

喜んで参加した。

予想にたがわず、素晴らしい花たちに出会えた。


コース的にも、楽しみながら歩ける山行であった。

ただ、天気にはまずまず恵まれたのだが、白馬岳、雪倉岳の山頂は、

ガスに見舞われ、眺望はゼロだったのが、誠に残念でした。朝日岳の山頂岳は

晴れではあったが、あまりいい眺望ではなかった。




<コースタイム>

8月17日(金)晴れのち曇り

宇都宮8月16日23時==長野IC--蓮華温泉登山口(1470m)6:00・・・天狗の庭(2093m)7:50

・・・白馬大池9:15-30・・・小蓮華山(2766m)(昼食)11:30-50・・・三国境12:30・・・

白馬岳(2932m)13:25・・・白馬山荘(2832m)13:52



では、写真で辿りましょう。




今回の行程図です。



蓮華温泉駐車場から出発です。


標識を見ると、長い旅がまた始まるという期待と辛さが混じった思いがよぎります。


歩くこと約2時間。天狗の庭からの眺望です。いい天気になりそうです。


さらに、1時間半ほどで、白馬大池山荘が見えてきます。


白馬大池が美しい。この当たりも一面の花畑である。


これから約2時間、小蓮華山までの稜線歩きが続く。


勇壮な景観。天に続いているような・・・


いい眺めだ。天気のいい時の尾根歩きは本当に快適だ。


やっと、小蓮華山が見えてきた。


登山口から5時間30分で小蓮華山山頂。山頂はガスで視界不良。


山頂で昼食。コンビニの冷し中華が美味い。


さあ、又出かける。どこまでも伸びる登山道を行く。


この山を越えれば、三国境であろうか。


やはり、そこは三国境であった。新潟、長野、富山の県境である。


白馬岳に対峙する清水岳が多くの雪を抱えている。


ガスのため、白馬岳はまだ姿を現さない。


やっと見えてきた白馬岳。


山頂へ。


山頂風景。視界ゼロ。残念だが、これが自然というものだと思いあきらめよう。


山荘に下りながら山頂を振り返る。


山荘が見えてきた。


白馬山荘到着。7時間50分の山行は終わる。

生ビールで乾杯。








8月18日(土)晴れ

白馬山荘5:30・・・白馬岳5:55・・・三国境6:28・・・鉢ヶ岳(2563m)7:25・・・雪倉岳避難小屋8:10-20

・・・雪倉岳(2611m)9:00・・・見晴しのいいガレ地で昼食9:50-10:20・・・水平道分岐12:00

・・・朝日小屋(2150m)13:35(泊)




この日は、雪倉岳山頂以外は、天気に恵まれいい写真が撮れました。

どうぞ!!


5:30山荘を出発。


西が青空、東はガス。


白馬岳山頂は、濃いガスの中。またしても、眺望はお預け。また、来いということだろう。


西の空に、突如、ブロッケン現象が現れた。初めての経験である。

写真では見えないでしょうが。


雪倉岳と雲海。


手前が鉢ヶ岳、右が穏やかな山容の雪倉岳。


展望を楽しむメンバー。


三国境から見る鉢ヶ岳と右手、雪倉岳。

登山道は鉢ヶ岳の裾を巻いて雪倉岳に向かう。


マツムシソウが咲く登山道を行くメンバー。奥が雪倉岳。


マツムシソウと雪倉岳。(サトーカメラに褒められた写真)


メンバーのうち小生含む3人は、鉢ヶ岳に登ることにする。

他のメンバーは、一般的な巻き道の登山道を行くことにする。



下から見ると、簡単に登れそうであるが、途中から道がなくなり、ザレ場や岩場、やぶ漕ぎなどを強いられた。


平らな山頂への稜線。


小ぶりなコマクサが咲いている。


クモマミミナグサもしっかりと。


マツムシソウが白い砂利に映える。


山頂からの眺めは、360度というところか。


鉢ヶ岳を下りて雪倉岳に向かう山男ふたり。男のロマンが漂う絵になる風景。(サトーカメラに褒められた写真)


いい天気になってきた。雪倉岳は本当に美しい。


今、下りてきた鉢ヶ岳を振り返る。結構いい山だったな。


すぐ、雪倉岳避難小屋に着く。

この一帯は、一面のお花畑である。

まず、ご覧ください。











どうです。個別の花は別途紹介します。


さあ、花を楽しんだら、雪倉岳へ。ガスも晴れてきた。


途中にコバイケイソウの群生。


お花畑を登る。


しかし、山頂付近に来ると突然、ガスが掛かってくる。


またしても、視界ゼロの山頂。9:00到着。


かすかに、雪倉ノ池が見える。


下山途中、雪渓の中に大きなクレパスを発見。ニッコウキスゲと残雪は似合う。


あ、きれいな花!!


雪渓を見ながら少し早い昼食。9:50-10:20


アルファ米のちらし寿司を。水を入れすぎたみたいで、柔らかすぎ。


木道を朝日岳に向かう。


白馬岳は左の山蔭に隠れて見えない。


雪渓は涼し。


やっと、朝日小屋が見えてきた。


小屋到着。水平道分岐から1時間35分。今日一日の歩行時間約8時間。

前に見えるのが朝日岳だ。山頂が平に見える。


着替えてからの冷えたビールが最高!!


夕食風景。手作りの料理が評判とか。


メニュー。


夕食後、眺望を楽しむ山ガール。

とがった山が旭岳、その右側のゴツゴツした山が白馬岳だ。時間は午後6時少し前。


キスゲと白馬岳。


メルヘンチックな小屋の黄昏時(たそがれどき)。白いチングルマが象徴的。たくさん咲いている。


夕日が沈む、今日一日ありがとう。









8月19日(日)晴れ

朝日小屋5:30・・・朝日岳(2418m)6:30・・・栂海新道分岐7:05・・・五輪の森8:40・・・

花園三角点(1754m)9:15・・・白高知沢(昼食)10:35-11:00・・・瀬戸川出合12:00

・・・蓮華温泉13:40・・・入浴ーー長野IC==宇都宮21:00




最後の日の写真です。

朝日岳から蓮華温泉までは、残雪が多く、雪解け水が大地を潤し、多くの花たちの楽園と

なっている。



小屋から朝日を待つ人たち。


小屋ともお別れ。名物女将ありがとう。


朝日岳に向かう。


小屋を振り返る。


山頂を仰ぐ。ピークが分かりにくい山だ。


途中の花畑。


1時間で山頂。


左奥のとがった山が旭岳(2867m)その左が白馬岳だが山のかげで見えない。


朝日岳を下る。


天気もいいし、快適な尾根歩きだ。


何か見つけた?



栂海新道分岐。左手に行くと栂海新道で日本海に通じる。

まっすぐ進むと我々が向かう蓮華温泉。


ここから、富山湾と魚津市が霞んで見える。


朝日岳を振り返る。


五輪山を左に見ながら歩く。


雪渓を下る。滑らないように慎重に。


花畑を楽しむ。


雪渓がコバイケイソウやミヤマキンポウゲを育む。


ミヤマキンポウゲとイワイチョウ。


雪渓とチングルマ。


アヤメ群生地で休憩。


アヤメと白馬岳と旭岳。(一番奥の山)


今下りてきた稜線を振り返る。


小屋から3時間歩いて、五輪の森に着く。


前方に白く伸びる登山道。まだ先は長い。


雪倉岳が聳える景色のいいところに出る。 

雪倉岳と美女。


キンコウカと雪倉岳。


花園三角点。


熊に見える?大きな岩。


白高知沢で昼食。行水をする。水がキーンと冷たくて気持ちがいい。


白高知沢橋を渡る。


さらに1時間で瀬戸川橋を渡る。

橋の下の川に50~60cmはありそうなイワナが悠然と泳いでいる。


兵馬の里、


アヤメ平を経て

蓮華温泉に着く。13:40分。



温泉に浸かり帰途に。






今回出会った花たち。


ソバナ。


オタカラコウ


シモツケ


ミヤマホツツジ


ネバリノギラン


エゾシオガマ


タテヤマリンドウ


トウヤクリンドウ


タカネナデシコ


チシマギキョウ


イワギキョウ


ハクサンフウロ


ミヤマアキノキリンソウ


ウサギギク


ユキクラトウウチソウ


カライトソウ


シロウマタンポポ


クロトウヒレン


クモマミミナグサ


アズマギク


イブキジャコウソウ


ミヤマシオガマ



マツムシソウ


ウツボグサ


ハナイカリ


ミヤマコゴメグサ


クルマユリ


タカネバラ


ミネウスユキソウ


シロウマアサツキ


ハクサンタイゲキ


アケボノソウ


オヤマリンドウ


ハクサンコザクラ


ミヤマキンポウゲ


クロトウヒレンの蕾


ニッコウキスゲ


イブキトラノオ


カラマツソウ


イワイチョウ


カニコウモリ


キンコウカ


ムシトリスミレ


シナノキンバイ


アヤメ


オニシオガマ


イワショウブ(白)


イワショウブ(赤)




朝露に輝くチングルマ




北アルプスの絶景と美しい花に出会えた楽しい山行でした。

今回はこれでおしまい。






↓弊社のホームページも是非ご覧ください。


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