令和2年9月23日(水)晴れ
自主ハイク 参加者2名 車1台
今回は二百名山で、南会津の奥深い手付かずの森が残されており、
豪雪に削られた険峻な山、会津朝日岳に登る。
今年は、寒さが来るのが遅いせいか、紅葉はまだまだであった。
独立峰なので山頂からの眺望は素晴らしかった。
<行程表>歩行時間:7時間30分 所要時間:8時間30分
宇都宮自宅4:00==赤倉沢登山口(537m)8:00・・・三吉ミチギ(水場)9:12
・・・人見の松10:28・・・叶ノ高手(1430m)10:58・・・大クロベ11:05
・・・熊ノ平避難小屋(1360m)11:35・・・会津朝日岳(1624m)12:37-13:20
・・・熊ノ平避難小屋14:00・・・叶ノ高手14:45・・・三吉ミチギ15:40
・・・登山口16:30==むら湯17:00-30==宇都宮自宅20:30
では、写真をどうぞ!!
地図です。登山口から叶ノ高手まで。
叶ノ高手から山頂まで。
赤倉沢登山口。車は我々の1台のみ。15台くらい止れそう。
登山口からすぐ橋を渡る。登山開始。
赤倉沢を行く。気温は15度ぐらいか。しかし歩くと暑い。
少し歩くと2本目の橋に出会う。
アキチョウジが雑草の中に咲いている。
宇都宮は来る時、雨が降っていたが、こちらは晴れていて快適な山行だ。
渡渉が何か所かある。水量が少ないので問題はない。
ブナ林を行く。秋の気配は全く感じられない。
オニシオガマが元気に咲いている。
登山口から約1時間10分、三吉ミチギの水場に着いた。(画像が横向きですみません。)
きれいな水を一口飲んで、ペットボトルに詰めた。湧水にしてはあまり冷たくはない。
水場を過ぎると、噂通りの急登が始まる。ツヅラ折れとなった登山道は修験道みたいだ。
緩やかなブナ林を楽しんでいると、
すぐに、岩場の急登が待っている。
優しいママコナが癒してくれる。
何か標柱が見えてきた。
標柱には、人見の松と書いてある。
ここは、一呼吸入れる絶好の絶景ポイントだ。浅草岳と深い雪に削られた峻険な山肌が
露出しているさまは奥深さを感じさせる光景だ。
さらに岩場の急登は続く。
よじ登る。体力は消耗する。風がないので汗びっしょりだ。
ドウダンツツジの紅葉が疲れを癒してくれる。まだ色づき始めたばかりのようだ。
登れど登れど岩稜帯は終わらない。
イワカガミがきれいに紅葉している。
まだ続く。
岩稜帯を登りきると、やっと、会津朝日岳が顔見せてくれた。
しばし、平らな樹林帯を行く。
やっと、叶ノ高手に着いた。登山口から約3時間。ここから、熊ノ平までは下りになる。
叶ノ高手から5分程下ると、大クロベが待っている。幹回り395cmある。
さらに、程なく、2本目の大クロベに出会う。こちらは幹回り535cmとすごい巨木である。
急な下りが続く。
ツバメオモトの実だ。紫に輝いている。
大クロベから約30分で熊ノ平避難小屋に着く。
中には、囲炉裏が切ってある。約10人収容とか。
避難小屋からまた、急登を30分ほど行くと傾斜が緩み、バイウチの高手に着く。
バイウチの高手から、いよいよ山頂アタックである。標高差100mの壁がそびえ立つ。
淡い紫のリンドウが秋を告げる。
最初は草の中を登る。
やがて急な岩稜帯に変わる。
登る。
ひたすら登る。
どんどん登る。辛い登りだ。
ああ、やっと登ったぞ。と思いきや、山頂ではない。
山頂は、すぐ左側にあるようだ。
丸い山名表示盤がどんと立っている山頂に到着。登山口から4時間30分。
ホントに山頂かって? ほら、この紋所が目に入らぬか。疲れた、疲れた。
山頂からは、360度の大パノラマが望める。
田子倉湖と朝日岳、その奥に守門岳。
アップで。
越後駒ケ岳、中ノ岳。
残念ながら、飯豊連峰は雲の中。
木の陰が日光連山方面だが、確認できず。
昼食を摂っていたら、一人の男が登ってきた。神奈川県からの単独行だとか。
やっと人に会えて、奥深い山であると改めて感じた次第でした。
紅葉の中を下山開始。山頂は少し秋模様です。
さあ、ここから100m急斜面を下ります。
慎重に慎重に。
途中、紅葉を楽しみながらとはいかなかったんです。
とにかく、急な下りが続くので、緊張しっぱなしでした。汗だくです。登りと同じように。
やっと、三吉ミチギの水場にやってきました。冷たい水をごくごく飲んで生き返った。
さらに、顔を洗ってすっきり。この沢の水は、水場の水より冷たくてホントに気持ちいい。
最初に渡った橋を渡り、本日の山行は無事終了です。
久し振りの山行で、標高差は約1100mではあるが、ご当地特有の急登が続くこの山は
かなり登りごたえのある山で、かなり難儀であった。
山頂から眺めは素晴らしいので、快晴の時に登ったら飯豊連峰など遠くの山々まで
展望出来て最高だろう。また、ヒメサユリの咲くころもいいのではないだろうか。
いい訓練ができて、満足の一日であった。
今回は、これでおしまい。
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