平成28年7月23日(土)晴れ
自主ハイク
参加者4名(男2、女2)車1台
秋の定例ハイクで裏磐梯からの磐梯山登山を計画したくて
下見をする。
Oさんと彼が登ってきた北海道の羅臼岳などの話を聞かせてもらった後で、
磐梯山の櫛が峰に行ったことがあるか尋ねたところ、行ったことがなく是非行きたいという
ことで話がすぐにまとまり、出かけることにする。彼が女性二人を連れてきたので
賑やかな山行となった。
天気に恵まれ、爆裂火口の荒々しい姿に驚嘆する。
自然の秘めるすさまじい破壊力を目の当りにして、改めて、畏怖の念を抱いた。
<コースタイム>
高根沢グリーンパーク4:30==矢板IC==安積PA(朝食)6:00-30==猪苗代磐梯高原IC7:00
==裏磐梯スキー場7:40・・・噴火壁・火口原分岐8:08・・・噴気口分岐(川上登山口分岐)8:43
・・・櫛が峰分岐9:30・・・櫛が峰(1636m)10:00-20・・・櫛が峰分岐10:40・・・
天狗岩(三合目)11:00・・・黄金清水11:10・・・弘法清水(四合目)11:30・・・
磐梯山山頂(1816m)12:00-50・・・弘法清水13:10・・・裏磐梯登山口分岐14:43・・・
銅沼15:20・・・噴火壁・火口原分岐15:40・・・裏磐梯スキー場16:00==(ラビスパ入浴)
==グリーンパーク20:15
では、写真をどうぞ!!
コースマップ。
猪苗代磐梯高原ICを下りると、磐梯山が長い裾野を広げてゆったりとたたずんでいる。表はたおやかな表情である。
思わず、車を止めてパチリ。
裏磐梯スキー場から登り始める。
左が天狗岩で真ん中が磐梯山である。いい天気だ。
スキー場のゲレンデを行く。あまり暑くなく快適だ。
遠くのゲレンデをヤナギランがピンクに染めている。
ゲレンデを登ると噴火壁・火口原方面と銅沼方面との分岐に出る。火口原方面から山頂をめざし、
復路は銅沼から下りてくる周回コースを楽しむ予定である。
樹林帯に入る。しばらくは、静かな森を歩く。
木々の切れ間から、天狗岩が顔を見せる。
樹林帯を抜けると、櫛が峰の岩峰が鋭い穂先を見せている。
天狗岩も怖い形相で待ち構えている。
西大巓と西吾妻山も望める。
櫛が峰がよく見えるところで、一休みしましょう。風はあまりないが、気温は高くないので、助かる。
噴火壁の上に天狗岩が踏みとどまっている。いつか崩れる時が来るのだろうか。
また、樹林帯に入る。
噴気口分岐(川上登山口分岐)に出る。
ここからは、急な樹林帯が続く。森の中は涼しいので有難い。
樹林帯の急登も最後の正念場かな。尾根が待っていてくれそう。疲れた。
尾根に出た。おお、檜原湖だ。
緑色の水を湛える銅沼も見える。
”あれが櫛が峰!! え、あそこを登るんですか?” ”当然でしょう。”
ミヤマシャジンと檜原湖。ミヤマシャジンがあちこちに咲き乱れている。うす紫の可憐な花で涼しさを届けてくれている。
櫛が峰分岐に来た。
さあ、登ってみよう。楽しみだな。
コウリンタンポポもあちこちに咲いて、わが世の春をお謳歌している。
急なザレ場が続く。ズルズル滑って登るのに難儀する。そして、浮石も多く落石注意だ。
途中、火口を見つめている人がいる。爆発前の磐梯山に思いをはせているのか、いろいろな想像をかきたてる光景だ。
分岐から30分で櫛が峰山頂到着。360度の展望。
しかし、猪苗代湖は赤埴山の山頂の左側に少ししか見えない。すっぽりと低い雲に覆われてしまっている。
檜原湖方面はよく見えている。
噴火壁が生々しい灰色の噴火当時の色を保っているようだ。
磐梯山の山頂だけを雲がいたずらしている。
急なザレ場を下る。ズルズル滑って登りより怖い。落石をしないように細心の注意を払って下りるので疲れる。
天狗岩から弘法清水へと磐梯山への登山道が伸びている。上の方に弘法清水小屋の赤い屋根が見えますか?
ミヤマシシウドも盛りである。
爆裂火口を目の前に見る。爆発の恐ろしいほどのすさまじさを感じる。
こんなに急なザレ場なんです。
左が檜原湖、その右が小野川湖。
20分で下山。ほっとして一休み。
やっと、山頂の雲が飛んで行った。伸びていく登山道が美しい。山の魅力である。
ミヤマシャジンと櫛が峰。神が造った剛と柔の取り合わせなのだろうか。
ミヤマシャジンと磐梯山。
ガレ場を天狗岩に向かう。
櫛が峰を振り返る。いい稜線だ。
猪苗代スキー場登山口からのコースと合流する。
合流点のすぐ上に天狗岩(三合目)と書かれた石の標識がある。奥のとがった岩峰が天狗岩であろう。
ほどなく、冷たい水がこんこんと湧く黄金清水に着く。冷たくて美味しい。顔も洗おう。生き返る。
今度は、シモツケソウの群落に出会う。
やがて、弘法清水小屋が見えてくる。地元の小学生が賑やかに弁当を食べている。
ここの清水、弘法清水も冷たくて渇いたのどには有難い。
清水の先に、山頂への看板がある。
急な樹林帯を登っていく。
湖が3つ並んでいる。左から、檜原湖、小野川湖、秋元湖である。雲も重要な演出をする時があるが。
弘法清水から30分で山頂である。
猪苗代湖はかすかにしか見えない。
さあ、お昼にしましょう。ガスの中でも美味しいよ。
下山途中の展望。3つの湖が見えて、トンボも飛んでいる。
一番手前が銅沼、そしてその先に、裏磐梯スキー場の駐車場、そして3つの湖が一望できる。
櫛が峰も遠くに。
真っ直ぐ下りれば、八方台登山口。右に曲がれば、銅沼から裏磐梯スキー場へ。
分岐から40分で銅沼に着く。櫛が峰を映した瑠璃色の沼は静寂で神秘的だ。
樹林帯を抜けて、やっと、スキー場のゲレンデに下りてきた。ヤナギランが群生している。彼方に檜原湖が光っている。
ゲレンデの先にスキー場のセンターハウスが見える。その向こうが駐車場である。
今回出会った花たち
ヨツバヒヨドリ
シラタマノキ
オミナエシ
ホタルブクロ
白のホタルブクロ
ママハハコ
ミヤマシャジン
バイケイソウ
タカネナデシコ
シモツケソウ
ミヤマキンバイ
ウスユキソウ
エゾシオガマ
クロトウヒレン
花の百名山を楽しみ、日本百名山の火口原をつぶさに眺めることができて満足である。
人数が多い定例山行では、櫛が峰に登るのは難しいことも分かったので、そういう意味でも
下見山行としては実りがあったといえよう。
今回は、これでおしまい。
↓弊社のホームページも是非ご覧ください。
自主ハイク
参加者4名(男2、女2)車1台
秋の定例ハイクで裏磐梯からの磐梯山登山を計画したくて
下見をする。
Oさんと彼が登ってきた北海道の羅臼岳などの話を聞かせてもらった後で、
磐梯山の櫛が峰に行ったことがあるか尋ねたところ、行ったことがなく是非行きたいという
ことで話がすぐにまとまり、出かけることにする。彼が女性二人を連れてきたので
賑やかな山行となった。
天気に恵まれ、爆裂火口の荒々しい姿に驚嘆する。
自然の秘めるすさまじい破壊力を目の当りにして、改めて、畏怖の念を抱いた。
<コースタイム>
高根沢グリーンパーク4:30==矢板IC==安積PA(朝食)6:00-30==猪苗代磐梯高原IC7:00
==裏磐梯スキー場7:40・・・噴火壁・火口原分岐8:08・・・噴気口分岐(川上登山口分岐)8:43
・・・櫛が峰分岐9:30・・・櫛が峰(1636m)10:00-20・・・櫛が峰分岐10:40・・・
天狗岩(三合目)11:00・・・黄金清水11:10・・・弘法清水(四合目)11:30・・・
磐梯山山頂(1816m)12:00-50・・・弘法清水13:10・・・裏磐梯登山口分岐14:43・・・
銅沼15:20・・・噴火壁・火口原分岐15:40・・・裏磐梯スキー場16:00==(ラビスパ入浴)
==グリーンパーク20:15
では、写真をどうぞ!!
コースマップ。
猪苗代磐梯高原ICを下りると、磐梯山が長い裾野を広げてゆったりとたたずんでいる。表はたおやかな表情である。
思わず、車を止めてパチリ。
裏磐梯スキー場から登り始める。
左が天狗岩で真ん中が磐梯山である。いい天気だ。
スキー場のゲレンデを行く。あまり暑くなく快適だ。
遠くのゲレンデをヤナギランがピンクに染めている。
ゲレンデを登ると噴火壁・火口原方面と銅沼方面との分岐に出る。火口原方面から山頂をめざし、
復路は銅沼から下りてくる周回コースを楽しむ予定である。
樹林帯に入る。しばらくは、静かな森を歩く。
木々の切れ間から、天狗岩が顔を見せる。
樹林帯を抜けると、櫛が峰の岩峰が鋭い穂先を見せている。
天狗岩も怖い形相で待ち構えている。
西大巓と西吾妻山も望める。
櫛が峰がよく見えるところで、一休みしましょう。風はあまりないが、気温は高くないので、助かる。
噴火壁の上に天狗岩が踏みとどまっている。いつか崩れる時が来るのだろうか。
また、樹林帯に入る。
噴気口分岐(川上登山口分岐)に出る。
ここからは、急な樹林帯が続く。森の中は涼しいので有難い。
樹林帯の急登も最後の正念場かな。尾根が待っていてくれそう。疲れた。
尾根に出た。おお、檜原湖だ。
緑色の水を湛える銅沼も見える。
”あれが櫛が峰!! え、あそこを登るんですか?” ”当然でしょう。”
ミヤマシャジンと檜原湖。ミヤマシャジンがあちこちに咲き乱れている。うす紫の可憐な花で涼しさを届けてくれている。
櫛が峰分岐に来た。
さあ、登ってみよう。楽しみだな。
コウリンタンポポもあちこちに咲いて、わが世の春をお謳歌している。
急なザレ場が続く。ズルズル滑って登るのに難儀する。そして、浮石も多く落石注意だ。
途中、火口を見つめている人がいる。爆発前の磐梯山に思いをはせているのか、いろいろな想像をかきたてる光景だ。
分岐から30分で櫛が峰山頂到着。360度の展望。
しかし、猪苗代湖は赤埴山の山頂の左側に少ししか見えない。すっぽりと低い雲に覆われてしまっている。
檜原湖方面はよく見えている。
噴火壁が生々しい灰色の噴火当時の色を保っているようだ。
磐梯山の山頂だけを雲がいたずらしている。
急なザレ場を下る。ズルズル滑って登りより怖い。落石をしないように細心の注意を払って下りるので疲れる。
天狗岩から弘法清水へと磐梯山への登山道が伸びている。上の方に弘法清水小屋の赤い屋根が見えますか?
ミヤマシシウドも盛りである。
爆裂火口を目の前に見る。爆発の恐ろしいほどのすさまじさを感じる。
こんなに急なザレ場なんです。
左が檜原湖、その右が小野川湖。
20分で下山。ほっとして一休み。
やっと、山頂の雲が飛んで行った。伸びていく登山道が美しい。山の魅力である。
ミヤマシャジンと櫛が峰。神が造った剛と柔の取り合わせなのだろうか。
ミヤマシャジンと磐梯山。
ガレ場を天狗岩に向かう。
櫛が峰を振り返る。いい稜線だ。
猪苗代スキー場登山口からのコースと合流する。
合流点のすぐ上に天狗岩(三合目)と書かれた石の標識がある。奥のとがった岩峰が天狗岩であろう。
ほどなく、冷たい水がこんこんと湧く黄金清水に着く。冷たくて美味しい。顔も洗おう。生き返る。
今度は、シモツケソウの群落に出会う。
やがて、弘法清水小屋が見えてくる。地元の小学生が賑やかに弁当を食べている。
ここの清水、弘法清水も冷たくて渇いたのどには有難い。
清水の先に、山頂への看板がある。
急な樹林帯を登っていく。
湖が3つ並んでいる。左から、檜原湖、小野川湖、秋元湖である。雲も重要な演出をする時があるが。
弘法清水から30分で山頂である。
猪苗代湖はかすかにしか見えない。
さあ、お昼にしましょう。ガスの中でも美味しいよ。
下山途中の展望。3つの湖が見えて、トンボも飛んでいる。
一番手前が銅沼、そしてその先に、裏磐梯スキー場の駐車場、そして3つの湖が一望できる。
櫛が峰も遠くに。
真っ直ぐ下りれば、八方台登山口。右に曲がれば、銅沼から裏磐梯スキー場へ。
分岐から40分で銅沼に着く。櫛が峰を映した瑠璃色の沼は静寂で神秘的だ。
樹林帯を抜けて、やっと、スキー場のゲレンデに下りてきた。ヤナギランが群生している。彼方に檜原湖が光っている。
ゲレンデの先にスキー場のセンターハウスが見える。その向こうが駐車場である。
今回出会った花たち
ヨツバヒヨドリ
シラタマノキ
オミナエシ
ホタルブクロ
白のホタルブクロ
ママハハコ
ミヤマシャジン
バイケイソウ
タカネナデシコ
シモツケソウ
ミヤマキンバイ
ウスユキソウ
エゾシオガマ
クロトウヒレン
花の百名山を楽しみ、日本百名山の火口原をつぶさに眺めることができて満足である。
人数が多い定例山行では、櫛が峰に登るのは難しいことも分かったので、そういう意味でも
下見山行としては実りがあったといえよう。
今回は、これでおしまい。
↓弊社のホームページも是非ご覧ください。