「内需主導」とか「内需拡大」といった言葉を最近全く聞かない。どこへ消えたのか。長引くデフレと不況でそれどころではないということか。
以前はたしか、家計消費と輸出が経済成長の二本柱と言われたと思うが、最近は賃金が上がらないから家計消費が伸びるわけがない。また、輸出も超円高で非常に苦しい。だいたい、実質賃金は横ばいよりもむしろ下がっているのではないか。
ブログ記事を見ていると、年収200万円に満たない人が1000万人以上だとか、年収300万円以下だと2000万人ぐらいいるとか、ロクな話しか載っていない。私は経済の専門家でないから、あえて大雑把に大局的に話を進めるが、聞こえてくるのは政府の財政再建と消費税増税の掛け声ばかりだ。財政出動など経済政策の話は全く出てこないではないか。
円高で輸出が苦しければ、せめて内需拡大に期待したいが、そんな見通しは全然見えてこない。逆に内需も壁にぶち当たり、経済成長もGDPの伸びも止まっている。ゼロ成長どころかマイナス成長に近い。これで増税をやれば、経済成長どころではない。
一部の大企業だけが内部留保を増やしてホクホクしているが、従業員の給与はほとんど上がっていないだろう。賃金が上がらなければ、消費が増えるわけがない。子供だってそんなに産めない。 どうして、こんな世の中になったのだろう。デフレ脱却対策なんて全く見えてこないのだ。政府は増税と財政再建しか考えていないのか。
思い切った経済政策はとれないのか。私は経済の専門家ではないが、このままでは日本はどんどんジリ貧になっていくような気がしてならない。インフレターゲットぐらい立てられないのか。
日銀は景気過熱やインフレの時しか役に立たないらしい。デフレの時はほとんど何もしないようだ。政府は増税、増税・・・これじゃ、国民は堪(たま)ったものではない。 日本は「老大国」だと思っていたが、今や「老衰国」になってきたのか。少子高齢化社会だから、老衰国になっても仕方がないのか。
大震災や原発事故があったからやむを得ない面もあるが、これでは明るい展望は全く見えてこない。みんなで「頑張ろう、頑張ろう」と言っているが、掛け声だけでは駄目だ。それは精神主義である。 国内需要を喚起するために、思い切った経済政策をとれ! と言いたい。織田信長の“楽市楽座”ではないが、大胆な経済政策が必要である。
GDPはともかく、国民所得を倍増させるくらいの目標を立てる政策を打ち出せば、逆に税収はひきあがり、内需拡大で一般消費は伸び、自然とGDPはひき上がるのです。
どうも暗い議論ばかり聞かされるわれわれ国民は、落ち込んでしまいますね。
今の時期、増税なんて全く逆効果です。これは「体制派」の人たちも強く言っています。もちろん、一般の庶民は当然言っていることです。
橋本内閣の時に消費税を3%から5%に引き上げたところ、税収はかえって減少しました。財政再建にもならなかったのです。むしろマイナスになったのです。
政府は財界と官僚の言いなりになっていますね。これでは、日本経済は立ち直れません。消費税増税を撤回し、直ちに経済成長政策を取るべきだと思います。
昨日は午後、旧友である早大教授の最後の講義を聴きに行ったため、この報道はよく知りませんでした。無罪求刑でもおかしくないし、裁判自体がナンセンスな感じもしています。
今は小生のブログ全面削除問題などで手一杯で、なかなか現実の問題に対応できていません。いずれ書いていくつもりです。
企業が海外へ出ていくのは、国民が高い国産品を買わないからです。
買わない→出ていく→給料が下がる→買わない、の悪循環です。
買わない国民が悪いのか、出ていく企業が悪いのか。
小泉・竹中路線の弊害です。
それこそ、国の経済政策の出番です。
国民が国産品を買い、企業が国内で生産し給料を上げることしか、解決策はない気がします。
経済のグローバル化が現実にありますが、その反面、国内需要は落ち込んでいます。負のスパイラルが続いています。
経済の専門家ではないのでよく分かりませんが、何とかしなければと危機感だけ募ります。
衆知を集めて、内需主導・内需拡大へ持って行きましょう!