1959年のアメリカ映画『避暑地の出来事』のテーマ音楽。映画は恋愛、不倫、悲恋などのストーリーで大したことはない。しかし、テーマ音楽が実にのびやかで美しく、多くの人を魅了した。私もこの曲が大好きだ。作曲はマックス・スタイナーという映画音楽家で、『夏の日の恋』は1960年に全米で9週連続ヒットチャートの1位を飾ったという。まずはこの曲を聴いてみよう。
夏の日の恋(パーシー・フェイス) . . . 本文を読む
<以下の文を一部修正して復刻します。>
第2次世界大戦で日本兵が最も多く“犠牲”になったのは、中国本土とばかりに私は思い込んでいた。ところが、それは間違いである。フィリピンだった。それを知ったのは数年前だったが、今回、レイテ島が台風の大被害に遭って思い出したのだ。ちなみに、レイテ島は日米両軍が死闘を繰り広げた所だが、先の大戦で日本兵は約50万人以上がフィリピンで亡くなった . . . 本文を読む
<以下の文を復刻します。>
映画のリメイクは、つくづく難しいと思った。つい最近、横溝正史原作『犬神家の一族』の2006年版映画(DVD)を見たが、その30年前の映画に比べるとずいぶん劣っているように感じた。 一番驚いたのが、1976年の映画と同じ市川崑監督がメガフォンを取ったことだ。映画界の巨匠が同じものを二度作るのも珍しい。たぶん、30年前の『犬神家の一族』がとても評判が良かったので . . . 本文を読む
<瀬戸内寂聴さんは2021年11月9日に他界されました。享年99歳。この記事は2015年6月に書いたものです。>
先日、作家で文化勲章受章者、僧侶の瀬戸内寂聴さんが、新安保法案に反対し「反安部」の強い決意を表明して大きな話題となった。その模様を見て私も感銘し、彼女の小説『夏の終り』などを初めて読んだしだいである。93歳の瀬戸内さんが“反戦”にかける思いは強烈なもので、 . . . 本文を読む
<2021年4月4日に書いた以下の記事を復刻します。>
昨夜、TBSテレビを見たら、泰緬(たいめん)鉄道の話を放送していた。これは第2次大戦中に日本軍がタイとミャンマー(旧ビルマ)の間に鉄道を敷設する話だが、多くの外国人捕虜が過酷な労働の末に亡くなった。このため戦後、捕虜虐待の罪でB・C級戦犯が裁かれるドキュメンタリーだった。しかし、1957年になって、これがイギリス・アメリカの合作映画『戦場に . . . 本文を読む
<以下の記事を復刻します。>
マスコミ出身の私がマスコミの“悪口”を言うのは少し気が引けるが、これも日本国民のためにと思えば、何らおかしくはないだろう。 実は高校生の頃に読んだら、とても面白かったので忘れられない話がある。いま手元に詳しい資料はないが、ほぼ覚えているので紹介したい。歴史の事実から、マスコミの正体というものが分かるだろう。 時は1814年。ナポレオ . . . 本文を読む