少年は東京駅から列車に乗る 十数時間後に姫路駅に着いた 少女がやさしく出迎える 少年は少女の家に泊めてもらった 少女の母が少年の母に 電話で「無事に着いた」と報告する 次の日 少年と少女は姫路城を見に行った 木や草に夏の薫りがただよう 麗しい城 天守閣に登ると 汗がにじんだ肌を そよ風が心地よく撫でていく
帰宅すると 少女はピアノを弾く つっかえつっかえだが 「乙女の祈り」を これは彼のため . . . 本文を読む
男は心が傷つくと北へ逃れ、女は逆に南へ行くと誰かが言ったが、本当にそうだろうか。 真相は分からないが、小林旭が歌う『北へ』は忘れられない一曲だ。昔、旧友とそのお兄さんと3人でカラオケに行ったことがあるが、その時、お兄さんが歌った『北へ』に、強烈な印象を受けたことを思い出す。彼の歌声は素晴らしかったが、それよりも切々たる想いが伝わってくるようで、以来、この歌が大好きになった。 自分も心が傷つくと、お . . . 本文を読む
<過去の記事を一部追加・修正して、復刻します。>
ある国会議員がネットで、「草食系」が多くなった理由として、20代の若者の8割が年収200万円以下だからだと話していた。結論から言うと、私もその意見に賛成である。 草食系については色々な定義があるようだが、特に男子で増えてきたという。草食系とは元気がないとか、恋愛に消極的で性欲(肉欲)に淡々としているとか、優しくて争いを好まないとか、色々な定義があ . . . 本文を読む
<以下の記事を復刻します。テレビ局時代の思い出>
今やテレビなどでは「気象予報士」が“花盛り”である。若い女性から初老のオジサンまで毎日、天気予報を伝えている。中には気象予報の“花形”みたいな人もおり、注目を集めている。大いに結構なことだ。この「気象予報士」というのは今から20年以上前に誕生したが、当時は“天気予報の自由化” . . . 本文を読む
1965年のアメリカ・イタリアの合作映画。第一次世界大戦からロシア革命を通じて、時代に翻弄される人々の運命を描いた超大作である。 主演はオマー・シャリフとジュリー・クリスティーだが、クリスティーが演じる「ラーラのテーマ」がとても流麗な感じがして印象深い。何度でも聴きたくなる挿入曲だ。(モーリス・ジャーㇽ作曲)
「ララのテーマLara's Theme」モーリス・ジャール、Maurice・Jarre . . . 本文を読む
<2002年12月に書いた以下の文を、一部修正して復刻します。>
1) 相当以前だが、自費出版ブームというのがあった。人間誰しも“自分史”みたいなものを書いてみたいと思うだろうし、それが実現すれば、その人の人生の証しということになる。 また、俳句や短歌などの自費出版も多い。 実は私も、今から20年以上も前に、3冊の本を自費出版したことがある。一つは自伝的小説で、残りの . . . 本文を読む
1) 日本の古代史に関する書物を読んでいくうちに、いちばん苛立ってくるのは、古代中国の文献に出てくる『距離の問題』である。 我々日本人にとって最も興味深い「三国志・魏志倭人伝」では、3世紀に魏王朝が治めていた朝鮮半島の帯方郡から倭(日本)の邪馬壹国(やまいちこく)までの距離が1万2千余里となっているが、肝心の「里」の長さがどのくらいか明示されていない。そこで、いくつかの本を読んでいくと、驚くな . . . 本文を読む
<2008年1月29日に記した以下の記事を復刻します。>
1)「邪馬台国(やまたいこく)」などは存在しなかったということを、私は以前の小論(「日本は『邪馬壹国(やまいちこく)』から始まった」を参照・・・http://blog.goo.ne.jp/yajimatakehiro/e/5ae75694993b9869f4382964cd686597)で述べたが、これは日本古代史の碩学・古田武彦氏の著作 . . . 本文を読む
古田武彦氏は2015年10月14日に京都市内の病院で亡くなられた。享年89歳。ここに謹んでご冥福をお祈りするものである。
(2008年1月1日に書いた以下の文を復刻します。 なお、この記事に批判的な方のコメントもきちんと載せていますので、ぜひご覧ください。日本の古代史について、関心が高まることを切に願っています。)
1) 日本の古代史について、私は古田武彦氏の学説に大いに共鳴し感謝している . . . 本文を読む
<2002年2月22日に書いた以下の記事を復刻します。>
1) 江戸時代の末期、日本の地図を作製した伊能忠敬は、あまりにも有名である。 最近では、「伊能ウォーク」という全国行脚の催しも行われている。 伊能忠敬がなぜ人気を集めているかと言えば、50歳を過ぎてから一念発起して勉学を始め、55歳から日本全国を歩き回って、精密な地図を完成させた所にある。当時は「人生50年」の時代だったから、55歳と . . . 本文を読む
〈以下の記事を一部修正して復刻します。〉
オリンピックのことだが、76年前(1948年)のロンドン五輪のことを思い出した。あの時は第2次大戦直後だっただけに、敗戦国の日本やドイツは参加を認められなかった。仕方がなかったが、今でも残念に思う。当時、日本の水泳陣は敗戦直後だというのに“全盛期”を迎えていた。古橋広之進や橋爪四郎といった選手は、自由形ですでに世界記録を上回るタイ . . . 本文を読む
<以下の文は2002年9月6日に書いたものですが、一部修正して復刻します。>
1) 生の結末が死である。 生があるから死が訪れるわけで、そういう意味で生死は一体のものである。良い死に方をするということは、良い生き方を全うするのと同じ意味を持つ。 日本語では「死生観」という相応しい言葉があるが、死をもって生が成就するのである。 人間誰しも、良い死に方をしたいと思っているだろう。 眠るがごとく大往生 . . . 本文を読む
昨日の自民党総裁選、決選投票の大逆転で石破茂氏が当選した。1回目の投票では高市早苗氏が党員・党友票で1位になるなど優位に立ったが、結果は石破氏が逆転勝利と予想外の展開になった。しかし、近く行なわれる解散・総選挙を思うと、石破氏の方が自民党は戦いやすいだろう。高市さんではあまりに“守旧派”だから、野党は攻めやすいのだ。石破氏は穏健、中道的だから野党は攻めにくい。それは立憲民主 . . . 本文を読む