多発性嚢胞腎
本日は2件アップしております m(v v)m
まずは・・・
7月17日で、あのブリーダー崩壊から9年を迎えました。
酷暑の中、締め切った部屋で生き抜いてくれた子達は
生存保護頭数で 43頭。後に2頭は助からず
41頭の里親さま探しでした。
今も愛情をふり注ぎ溺愛してくださっている里親さま
あの子達を心から大切にしてくださった里親さまに
あらためて感謝申し上げます m(v v)m
その中のひとりが 我が家の 幸。
変形性脊椎症が進行し、歩行困難となっても
お気に入りのマイルームでゆったりと過ごしておりますが
動きも少ないため、食がすすむように試行錯誤しながら
少食の日もありつつ、1食25gを食べ 驚かせてくれたりと
TOTALでは まずまず摂取してくれています。
そんな中
お腹の張りが気になり
動きが少ないため消化に時間が掛かっているのかとも思いましたが
迷ったら通院の我が家。
身体の負担も考慮しつつ、行って参りました。
【 7月17日 通院 】
体重:3.66kg
体温:37.9℃
《 血液検査 》
これまでも貧血ぎみで対応した記録はありますが
今回の下がり具合は気になるところ。
腎臓数値のクレアチニンは前回と変化ないものの
BUNの上昇はみられる。
《 レントゲン検査 》
右腎が肥大し
他の臓器を圧迫してしまっています
《 エコー検査 》
腎臓の中に沢山の袋状のものが存在。
この時点で 《 多発性嚢胞腎 》 と診断されました。
腎臓内に嚢胞といわれる、中に液体の入った袋ができ
数も増え、その袋も大きくなってしまう。
人間にも同じ病があり、4,000人に1人。
猫では1,000頭に1頭といわれる
遺伝性の病。
しかも根治の手段が無いとされています。
この病は、両腎臓に同じ症状が同時に現れ
病に気づけたとしても、腎不全の場合の対応。
それでも増殖は抑えられないため
腎不全で・・・・・
という時間の経過を待つしかない
悲しく恐ろしいもの。
しかしながら、幸の現在の腎臓の数値は
正常値から少しオーバーし
それを維持できている。
左腎を調べると
左腎 : 28.4mm
大きさは正常で嚢胞がみられない。
多発性嚢胞腎 自体が稀な病ですが
片方の腎臓が冒されていないのは、もっと稀。
ネットで調べても、その際の対応すら出て来ません。
先生からは、とても幸運だと言われました。
このまま放置すれば
既に機能していない右腎は更に肥大し
他臓器を圧迫。
食欲は落ち、歩行困難は加速。
そして腎不全・多臓器不全となることが考えられる。
右腎を摘出すれば
まだ機能している左腎で生きていける。
幸の身体の現状を考えれば
難しい大きな手術となり
悪いこと、最悪な場合も頭をよぎりますが
今しか出来ない ” 生きられる選択 ” をしたいと思います。
貧血があるためネスプで造血を狙い
(貧血も嚢胞腎から来ている可能性大)
検査で隠れている腫瘍があるかもしれないため
現在は腫瘍対応用の輸液をしながら
今週末の手術に備えます。
ごめんね。 一緒にがんばろ!
崩壊から9年。
生まれながらの みんにゃの大病をひとりで背負ったような子。
精神的、サポートの時間、金銭面・・・
あらためて、幸を我が子として迎えて
本当に良かったと思います(これも運)。
まずは手術が成功すること。
術後の対応も、他の子より難しくなりますが
可愛くて 優しくて 頑張り屋さんで お利口な 幸が
また、のんびりゆったり暮らせる日を望み
共に頑張って参ります。