富山市八木小児科医院ブログです

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新年度:これからの小児科予防接種について など

2010年04月16日 | Weblog



NEW:マイコプラズマ感染が、多いようです。これは、幼児から大人まで
みなさん感染しますが、ほとんどが、ふつうのかぜ、として経過します。
ただし、ながびく咳が特徴で、気管支炎や肺炎になりますが、90%以上は
外来で治癒します。
レントゲン検査で肺炎像があっても、元気なら1W~10日で治癒します。
マイコプラズマ感染は抗生剤5日間程度で感染力はへりますが、その後も
発熱やせきが持続することが特徴です、注意ください。

** 肺炎などの診断は聴診所見でもわかりますが、あやしい場合は、胸部レントゲン
が必要になります。 当院では、デジタルレントゲンを採用し、5秒でパソコン画像に
読み込めるようになりました**
血液検査から胸部レントゲン検査までが4分以内に終了します。



**NEW 花粉症やや下火~

気温の寒暖差が多く、乳幼児の鼻かぜにも影響しているようです~・

乳児幼児RS感染(気管支炎)、ロタ胃腸炎↑傾向です。

学童のお子さんの発熱、かぜ症候群がやや増えてます↑。

気温がさがると、喘息のお子さんがやや↑になります。


☆★NEW!! 乳児の肺炎球菌感染予防ワクチンが開始になりました。
現在のところ、少しずつ希望者が増えてます。

NEW!!: 以前にも掲載しましたが、本年度3歳を迎えるお子さんに日本脳炎ワクチン
接種の接種券配布(勧奨接種:自治体がすすめる接種)が再び開始されます。
(平成17年後以後、希望者だけになってましたが。)

詳細は、また、広報などを参考にしてくださいませ~。

したがって、日本脳炎予防接種勧奨接種開始になりますと、希望者が増えると予想
されます。現在、7歳6カ月までは無料接種できますので、3歳~7歳までの
お子さんで、未接種の方で、希望されるかたは、接種券を保健所で受け取り、
予約されたほうがよいでしょう。

4月になりました、予防接種券が配布された方々はおはやめに。
4月の中旬まで外来は落ち着きますので、予防接種希望の方が
中心となります~。

****
ワクチンで防げる病気がある!!(ヒブや肺炎球菌により、髄膜炎、中耳炎、肺炎、
など) ↓Hp参考にしてください。

髄膜炎から子供の守る会のHPです。
http://zuimakuen.net/a1.html
::::::::::::::::::::::::::::::::

{/tyoutcin/

ヒブワクチンは乳幼児については積極的に接種(特に2~3歳までは)しておきたいものです。
肺炎球菌は年長児でも髄膜炎が少なからずあるため、ヒブに比べると、学童(9歳)
までが接種推奨年齢となっております。
いずれも、実費負担となるため、大変ですが、これらの予防接種で、乳幼児期に
重症化する細菌感染症の多くが予防できます。

したがって、ヒブや肺炎球菌予防接種済みのお子さんの場合、急な発熱などでも、
重症化する感染はまず、心配ないので、普通感冒やウイルス性疾患など念頭
において対処できるので、安心です。

・・・・・・・・・・・・・・・・
これからの小児予防接種について

乳児期:(生後6カ月以下で接種開始すれば)
生後2~3カ月で:BCG、三種混合+ヒブワクチン+肺炎球菌(:ただしヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンは実費)

生後4カ月~5か月:三種混合+ヒブ+肺炎球菌 (2回目)

生後6カ月~7カ月:三種混合+ヒブ+肺炎球菌(3回目)
その1年後に:三種+ヒブ+肺炎球菌(追加 合計で4回目)
この前後に、ポリオの経口接種が春 秋にそれぞれあります。
(ただし、ヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンは接種開始が7カ月以後の
場合、接種回数が年齢に応じて、へります)

・・・・・
1歳;はしか+風疹(MR)ワクチン1回
3歳:日本脳炎初回免疫2回(1~4週間隔で)
(平成17年に積極的勧奨はしないと
なりましたが、今年の5月以後で3歳になるお子さんより、再開される予定。)
4歳:日本脳炎の追加(初回免疫合計3回目)
おたふく、水痘ワクチンは1歳すぎてからをおすすめします。(任意接種で実費)
コメント (10)
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