富山市八木小児科医院ブログです

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不活化ポリオワクチンをふくむ、4種混合ワクチン、11月~の予定

2012年07月21日 | Weblog

秋以後初めて、予防接種を受ける乳児においては、これまでの三種混合ワクチン(百日咳、破傷風、ジフテリア)に

加えて不活化ポリオワクチンの4種混合ワクチンが開始されます。

http://www.cabrain.net/news/article/newsId/37725.html?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter

したがって、

1;生後2カ月時に髄膜炎予防ワクチン(ヒブワクチン、小児肺炎球菌ワクチン)に(任意のロタウイルスワクチンの経口接種)

2;生後3カ月時、髄膜炎予防ワクチン2つ、4種混合①、任意のロタウイルスワクチン

3:生後4カ月時 髄膜炎予防ワクチン2つ、4種混合②、(3回接種のあるロタワクチン)

4:生後5カ月 4種混合③ 

5;その後1週目にBCG接種となるのがベストです。

髄膜炎予防ワクチンは1歳すぎてから、ぞれぞれ追加接種があります。

4種混合ワクチンは3回目の1年後に4回目の追加接種があります。これはこれまでの三種混合と同じ方式です。

したがって、髄膜炎予防ワクチン2つとも 生後2カ月から1か月ごとに3回、

4種混合ワクチンは3か月から1か月毎に3回、

ロタウイルスの任意接種は生後2カ月(6週からでもよいです(から、1か月毎に2回のロタリックスと、3回服用するロタテックのいずれかの同時接種が勧められます。

 

ただし、現在接種開始している乳児で、ポリオだけ不活化ワクチン接種される方は、単独のポリオ不活化ワクチンを

三種混合ワクチンと同時に行うか、ポリオ不活化ワクチンだけ単独で3週間毎に必要回数の接種、および、

1年後の追加接種となrます。

 

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7月外来情報/ 乳児の予防接種部位について

2012年07月20日 | 診療情報

現在流行中の感染症  ヘルパンギーナ 増加↑↑ 手足口病 ポツポツ

ウイルス性気管支炎、マイコプラズマ感染、溶連菌感染症、なつかぜ症候群、胃腸炎、りんご病

水痘などです。

このうち、咳やぜいぜいを伴い、高熱が4-5日続く、ウイルス性の気管支炎が乳幼児で多く、

小学生以上では、昨年から引き続き、マイコプラズマ気管支炎が観察されます。

・・・

医師用予防接種ガイドライン2012年による皮下接種部位に太ももの外側も!

この部位は筋肉量も多く、太い神経と血管がないので、筋肉注射にお最適の場所で皮下接種も可能、

ワクチンによる大腿四頭筋短縮症の出現は、世界中でないとされてます。

今後予防接種の種類の増加などに伴い、腕だけでは接種部位が少ないため、安全な太ももへの

接種が必要になります。 全国的には徐々に同時接種数の増加につれて、太ももへの接種へと

移行しつつあります。

http://blog.goo.ne.jp/cuckoo-cuckoo/e/4de5b06ddb4b7264ee973cafc7826131

 

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