富山市八木小児科医院ブログです

受付時間診療時間終了10分前ですが、診療時間については学会出張や外部への出務のために臨時変更になる場合はあります。

12月31日は午前11時終了 ノロウイルス,マイコプラズマ、乳幼児はRS感染など

2011年12月22日 | Weblog

 KNOW-VPD!VPDを知って、子どもを守ろう

現在、富山市内全域に、ノロウイルスと思われる胃腸炎が流行中です。!!NEW  注意してください。

マクロライド耐性のマイコプラズマ感染について;マイコプラズマ感染には、マクロライド系の抗生剤が第一選択でした。小児も成人も

1;このマクロライド系抗生剤は、咳の感染症が長びく場合、マイコプラズマ感染を疑い、しばしば外来で処方されます。

2;ただし、マイコプラズマ感染症は自然治癒することも多く、無治療でもな自然に治ってしまう方も多いので、かならず、使用しないと

いけない抗生剤ではありません。 

3;ここ数年、このマクロライド系抗生剤が、以前よりも効きにくいマイコプラズマ感染が多くなり、

今年は、特に目立ってきました。 しかしながら、まったく効かないわけではなく、治癒までに時間がかかるだけの方も多いです。

4;マイコプラズマ感染の方でマクロライド系抗生剤を5日前後服用しても、発熱が続くかたについては、抗生剤を変更してみる

場合が多いです。 マイコプラズマ肺炎や気管支炎になった時点では、体の中にマイコプラズマがいるわけではなく、

治癒経過の中で、肺炎像を形成したり、気管支炎がめだってくる場合が多く、咳た痰などをとめるより、沢山出すほうが、

よいこともあります。!!

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする