富山市八木小児科医院ブログです

受付時間診療時間終了10分前ですが、診療時間については学会出張や外部への出務のために臨時変更になる場合はあります。

NEWこれからの高熱の感染症について!また、インフルエンザB感染も注意!

1970年01月11日 | 診療情報
1:インフルエンザ、2:扁桃炎やアデノウイルス感染 3:胃腸炎(ウイルス性)4:気管支炎
などが考えられます。 注意!! インフルエンザB型が増えてきました、再感染に注意!!

当院では、これまで約400人前後のインフルエンザ患者さんの診断を行いましたが、
抗ウイルス薬使用例の方の90%前後は2日で解熱、一方、使用しなかった10歳代の
お子さんの、80~90%も2日半前後で解熱しております。
(37,5℃前後になる期間とすると、ほとんどの例で、投薬の有無に関わらず、48時間前後では、高熱から回復しております)
したがって、学童のお子さんの場合、普通の対症療法でも2日半前後では解熱するお子さんが
多いということであり、かならず、抗ウイルス薬などを投与しないといけないわけでは、
ありません。 インフルエンザの場合、免疫力のよわい乳児や高齢者は治療を優先しますが、
ほかの健康な方は、安静、対症療法でほとんど5日以内に治癒します。

2月16日時点;インフルエンザ393人 A型97% B型3%、年齢のピークは4歳~6歳、次いで10歳代、2歳~3歳となります。
熱性痙攣の頻度;0.8%(3人)、肺炎併発2例(0.5%)、48時間以内の解熱例約90%、4日以上の発熱例は3例、0.8%程度でした。



インフルエンザは毎週70人前後で推移してましたが、今週から20人~30人~程度/週、と少なくなってきます。
ピークは2月8日前後の週で、その後、3月中旬まで流行期間が観察されると
思います。

インフルエンザの流行時期は、診断のための検査、説明などのため、通常よりも
待ち時間が長くなりますので、ご了承下さい。現在一日平均100~110名の
受診患者さんのため、20~30分前後の待ち時間の日があります。



↓当院でのイングルエンザ累計グラフです。
http://210.233.67.206/my_flu_data/index.php?rand_pass=wvrchfeLfuVzU5p4PRm6


!!インフルエンザ感染時の漢方薬:麻黄湯などの成分!!が有効性を示すデータがあります。
また、
!!抗生剤:インフルエンザはウイルスなので、抗生剤が効果ありませんが、
粘膜修復に、一部の抗生剤の有効性が示されてます。(クラリスロマイシンなど)!!
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