八柏龍紀の「歴史と哲学」茶論~歴史は思考する!  

歴史や哲学、世の中のささやかな風景をすくい上げ、暖かい眼差しで眺める。そんなトポス(場)の「茶論」でありたい。

☆☆季林書房HPができました!☆☆

2024-08-15 11:17:59 | 〝哲学〟茶論
 猛暑と地震と台風と・・・

 おそらくいま世界は、邪悪で利己的で金権への猛烈な欲望をたぎらせた人びとの支配に覆われるか、あるいは慎みを知り、思慮深さと温順な気風をまとわせている人びとが、静かに物事の是非を語る時代を再建するか、その分水嶺にあるような気がします。

 この数年来の暑さは、まさに尋常ではなく、能登地震被害の復旧が遅々として進まないなか、九州の宮﨑・鹿児島でおこった地震を、「南海トラフ地震」の危険が高まったとして、必要以上に煽る政府・マスメディアの狂騒は度が過ぎてますし、あいついで大型台風が接近するなか、〝注意しろ〟とはなんとも無責任だし、ましてや岸田某という首相の退陣で、保守政治家が暗闘するさまは、まさにこの国の何かが壊れていっているのじゃないかと思わざるを得ません。

 そもそも岸田某とほぼ似たり寄ったりの保守政治家が目先を変えて出てきたところで、日本国憲法を超越したアメリカ支配の現実と過剰な軍備増強は続くだろうし、さらに利権がらみの原発再稼働問題、くわえてつぎつぎに設営された太陽光パネルによる環境破壊など、上滑りなSDGsの根本が崩れ、それに加えてマイナンバーカードの強圧、利権が渦巻く大阪万博(それを関西万博と言い換える姑息さ)、何事もアメリカべったりで、核兵器全廃の表明もせず、イスラエルのパレスチナ殲滅の暴挙にも無関心であり続け・・・というように、多くのさまざまな不条理があっても、こうした保守政治家は目を閉ざして、でまかせに口当たりのいいことばかりを大騒ぎしてしゃべり続ける。
 彼ら彼女らは、あきらかに慎みを知り、思慮深さと温順な気風をまとわせている人びととは異質です。


    <清閑高雅>

 といったように、この数ヶ月ブログを更新しないままに時を過ごしたせいか、どうもよろしくありませんね。
 やはり、思ったこと考えたことは、口に出したほうがよく、人びととともに話しをやりとりして気風を興すのがいいですね。

 というわけなのですが、ここでお知らせです。
 かねてからみなさんにお知らせしていました図書出版「季林書房」のホームページが立ち上がりました。
 Google等で「季林書房」と検索していただければ、
御覧になれます。
 https://kirinsyobo.com/ 

 ただし、まだ肝心の書籍刊行には至っておらず、その意味では不完全なものですが、とりあえず、これまでのわたしが行った講座がアーカイブで視聴できる体制は作りました。ぜひ、ご視聴いただければ幸いです。
 それと月一回毎に「書評」や「編集者日記」等も更新していくつもりです。

 このblogともども、今後ともよろしくお願いいたします。

 また10月14日(月曜代休)を初講として、秋学季講座も開講します。
 テーマは日本国憲法で、
 「シン・〝あたらしい憲法のはなし〟
  ~日本国憲法が時代遅れって本当か?~」
 というタイトルで連続4講座を計画しております。
 会場はいつもの「としま区民センター」となります。
 それとそのまえに10月5日(土)には、京都商工会議所・京都新聞共催の講座が大正大学であります。
 テーマは、「京都・太秦撮影所」です。
こちらの方は、京都商工会議所のお問い合わせください。

 思うに、この国も、また世界も、嫌になるくらい不条理と不正義に満ちている感じです。
 でも、モロッコの砂漠のなか、砂嵐の夜、空を見上げてみてふと思ったのは、こうした漆黒の闇のなかにあっても、まちがいなく天空にはたくさんの星で満ちているのだろうということでした。
  暗き夜空にも 星は満ちている
 砂漠のなかで星はまさにいのちの輝きのようでした。

  
 2024年の旧盆も過ぎました。
 猛暑と地震と台風。まだまだいろんなことが起こるかもしれません。
 であっても、これからしばらくのときを経て、静かに秋の風情を感じられてくるかと思います。

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