2017モデル
TREK社の
入門(汎用)用ロード
「1」シリーズの
リニューアルされた
「SHIMANO SORA」
2X9=18Speeds
メイン・コンポ搭載の
モデルです。
「入門モデル」と言えど
アルミロード
創成期の
プロ用バイクより
肉薄な
チュービング(パイプ)です
ハイドロフォーミング(整形技術)
恐るべしデス
フレーム:100シリーズ・アルファ・アルミ
フロント・フォーク:カーボンファイバー
メイン・コンポ:SHIMANO SORA
タイヤ・サイズ:700X25C(25mm幅)
車重:9.5kg(実測・52cmサイズ)
(165~173cmの方用)
メーカー希望小売価格:118000円(税込)
他に「マット・ブラック」の
ラインナップがあります。
先ずは
恒例の
分解作業から
ホィールの
チューニングは
先ず
初期馴染みを
出した後
出来る限り
手組の精度まで
「縦→センター→横」の順に
作業を行います。
最近は
低価格帯も
極力、ケチらず
「SHIMANO」の
純正を
インストールする
傾向に御座います。
これは
他の、大手メーカーも
同じ方向かと?
*ネットに書かれるんでしょうネ(笑)*
2017は
SHIMANO純正の
「2ピースタイプ」です。
ただ
このシステムは
フレームの
BB(ボトム・ブラケット)部の
「精度」が
BBパーツの
スムースな回転の為には
「かなり重要」な
ポイントとなります。
*OEM先が「ショボい」場合
「どうやって組んだの?」と言う位
ヒドイ物が
「駆け込み寺」的に
持ち込まれた
事が御座います
「クランクが抜けない」や
「回転が異常に重い」等*
クランクを外すと
こうなります。
右のクランクアームに
シャフトが
圧入された
タイプです。
通常
15万円位を
「勝手に作業」ラインと
していますが
このBBシステムに関しましては
価格に関係無く
作業を行っています。
*買われた方は
御存知無い?(評価の対象外・・笑)*
ただ
最近の
15万円以上の
アルミ&カーボン完成車では
圧入タイプ(プレスフィット)が
多い為
ツールの出番が
無くなりつつ御座います。
*結構な「お値段」のツールなんです*
ここで
当方がお世話になっている
ビルダーさん曰く
「古き・良き時代の
イタリアの職人スピリット」を
感じる事の出来る
カンパニューロ・ツールの
出番です
*製造中止*
先ずは
タップで
BBに刻まれた
左右の ネジの
一軸化(矯正)。
*イングリッシュ(同JIS)は
右側は、逆ネジ
左側は、正ネジとなります。
*理由は
漕ぐ動作で
締まる方向に力が
掛かる様に
考えられています。
ちなみに
「イタリアン」と呼ばれる
イタリアの規格は
左右共
正ネジです*
*「メンドクサガリ屋」の
イタリア人は
左右のネジの方向を
変え無かったらしい?です。
従いまして
右側は
緩み易くなります*
その後
「ガイド」を挿入
左右の当り面が
軸に対し
鉛直方向に成る様
左右の
面出し(フェーシング)を行います。
*折角
ネジ軸が
左右で一本化されても
BBパーツの
当り面が
左右、平行でないと
同じく
傾きが
出て仕舞います*
少し
削って確認。
ブルーの
マジックペンの
残っている所は
傾きの在る部分となります。
TREKの
OEM先(多分GIANT)なので
かなり
出来栄えは
良い方と思います。
再度
作業を続行。
当り面の
全周に
刃物痕が
確認出来れば
作業完了。
*左右、双方に
施工します*
*削り込むのが
目的では御座いませんので
平坦が確認出来れば完了です*
*「この作業」の有無について
御購入のお店に
尋ねてみて下さい。
「イヤ~な顔」されますヨ(笑)*
*この手のツールは
お持ちで無い
お店も多いと思います*
組み付けには
スレッドに
スペシャル・グリスを塗布
今回の様に
アルミ対アルミの
勘合には
音鳴り対策として
不可欠なグリスです。
BBパーツの
取り付けは
「SHIMANO」の
アッパー値で。
ネジのサイズの割りに
指定トルクの高い
左クランクの
締め付けは
「SHIMANO」の
センター値に
しています。
*オッカナイから(笑)*
リニアな
フィーリングを
得る為
ブレーキの
アウターケーシングを
SHIMANO製に。
以下
特長等
上位機種から
「SHIMANO」が
順次
モデル・チェンジを
行って来た
シフトケーブルの
ルーテイング変更が
されています。
*前モデルは
STIレバーから
横にケーブルが
飛び出すタイプ。
*バーに添わせるタイプですが
見た目は
バーの前方がスッキリと
しましたが
良い結果ばかりでは
御座いません。
シッカリと
ディメリットも
御座いまして(笑)*
SORAの場合
リヤ・ディレーラー側は
レバー比の変更は無く
以前のモデルに
シンクロします。
フロントは
シフト時の
「操作の重さ」の
軽減の為
前モデルとの
互換性が
無くなりました。
最後に
「1」シリーズの
お勧めポイントを
①お泊りツーリングや
通勤&通学に便利な
ラック(荷台)が取り付け可能な
上下「ダボ」を装備。
*上記写真の「黄色矢印」参照*
②ブレーキ・キャリパーが
ラージ・サイズにて
28C(28mm幅)の
タイヤを
無理無く装着可
「安心ライド」が可能です。
チェーンステーの肉厚も
「軽い締め付け」で
取り付け可能な
モノであれば
キック・スタンドも
取り付け可能と思います。
生活密着型「ロード・バイク」として
活躍してくれる
ことと思います。
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