元・自転車屋のバイシクルライフ

自転車稼業から解放されて、自転車を味わうことにする

2017 TREK 1.2   

2017-04-29 | 自転車紹介

2017モデル

TREK社の

入門(汎用)用ロード

「1」シリーズの

リニューアルされた

「SHIMANO SORA」

2X9=18Speeds

メイン・コンポ搭載の

モデルです。

「入門モデル」と言えど

アルミロード

創成期の

プロ用バイクより

肉薄な

チュービング(パイプ)です

ハイドロフォーミング(整形技術)

恐るべしデス

フレーム:100シリーズ・アルファ・アルミ

フロント・フォーク:カーボンファイバー

メイン・コンポ:SHIMANO SORA

タイヤ・サイズ:700X25C(25mm幅)

車重:9.5kg(実測・52cmサイズ)

(165~173cmの方用)

メーカー希望小売価格:118000円(税込)

 

他に「マット・ブラック」の

ラインナップがあります。

先ずは

恒例の

分解作業から

ホィールの

チューニングは 

先ず

初期馴染みを

出した後

出来る限り

手組の精度まで

「縦→センター→横」の順に

作業を行います。

最近は

低価格帯も

極力、ケチらず

「SHIMANO」の

純正を

インストールする

傾向に御座います。

これは

他の、大手メーカーも

同じ方向かと?

*ネットに書かれるんでしょうネ(笑)*

2017は

SHIMANO純正の

「2ピースタイプ」です。

ただ

このシステムは

フレームの

BB(ボトム・ブラケット)部の

「精度」が

BBパーツの

スムースな回転の為には

「かなり重要」な

ポイントとなります

*OEM先が「ショボい」場合

「どうやって組んだの?」と言う位

ヒドイ物が

「駆け込み寺」的に

持ち込まれた

事が御座います

「クランクが抜けない」や

「回転が異常に重い」等*

クランクを外すと

こうなります。

 

右のクランクアームに

シャフトが

圧入された

タイプです。

通常

15万円位を

「勝手に作業」ラインと

していますが

このBBシステムに関しましては

価格に関係無く

作業を行っています。

*買われた方は

御存知無い?(評価の対象外・・笑)*

ただ

最近の

15万円以上の

アルミ&カーボン完成車では

圧入タイプ(プレスフィット)が

多い為

ツールの出番が

無くなりつつ御座います。

*結構な「お値段」のツールなんです*

ここで

当方がお世話になっている

ビルダーさん曰く

「古き・良き時代の

イタリアの職人スピリット」を

感じる事の出来る

カンパニューロ・ツールの

出番です

*製造中止*

先ずは

タップで

BBに刻まれた

左右の ネジの

一軸化(矯正)。

*イングリッシュ(同JIS)は

右側は、逆ネジ

左側は、正ネジとなります。

*理由は

漕ぐ動作で

締まる方向に力が

掛かる様に

考えられています。

ちなみに

「イタリアン」と呼ばれる

イタリアの規格は

左右共

正ネジです*

*「メンドクサガリ屋」の

イタリア人は

左右のネジの方向を

変え無かったらしい?です。

従いまして

右側は

緩み易くなります*

その後

「ガイド」を挿入

左右の当り面が

軸に対し

鉛直方向に成る様

左右の

面出し(フェーシング)を行います。

*折角

ネジ軸が

左右で一本化されても

BBパーツの

当り面が

左右、平行でないと

同じく

傾きが

出て仕舞います*

少し

削って確認。

ブルーの

マジックペンの

残っている所は

傾きの在る部分となります。

TREKの

OEM先(多分GIANT)なので

かなり

出来栄えは

良い方と思います。

再度

作業を続行。

当り面の

全周に

刃物痕が

確認出来れば

作業完了。

*左右、双方に

施工します*

*削り込むのが

目的では御座いませんので

平坦が確認出来れば完了です*

*「この作業」の有無について

御購入のお店に

尋ねてみて下さい。

「イヤ~な顔」されますヨ(笑)*

*この手のツールは

お持ちで無い

お店も多いと思います*

組み付けには

スレッドに

スペシャル・グリスを塗布

今回の様に

アルミ対アルミの

勘合には

音鳴り対策として

不可欠なグリスです。

BBパーツの

取り付けは

「SHIMANO」の

アッパー値で。

ネジのサイズの割りに

指定トルクの高い

左クランクの

締め付けは

「SHIMANO」の

センター値に

しています。

*オッカナイから(笑)*

リニアな

フィーリングを

得る為

ブレーキの

アウターケーシングを

SHIMANO製に。

以下

特長等

上位機種から

「SHIMANO」が

順次

モデル・チェンジを

行って来た

シフトケーブルの

ルーテイング変更が

されています。

*前モデルは

STIレバーから

横にケーブルが

飛び出すタイプ。

*バーに添わせるタイプですが

見た目は

バーの前方がスッキリと

しましたが

良い結果ばかりでは

御座いません。

シッカリと

ディメリットも

御座いまして(笑)*

SORAの場合

リヤ・ディレーラー側は

レバー比の変更は無く

以前のモデルに

シンクロします。

フロントは

シフト時の

「操作の重さ」の

軽減の為

前モデルとの

互換性が

無くなりました。

最後に

「1」シリーズの

お勧めポイントを

①お泊りツーリングや

通勤&通学に便利な

ラック(荷台)が取り付け可能な

上下「ダボ」を装備。

*上記写真の「黄色矢印」参照*

 

②ブレーキ・キャリパーが

ラージ・サイズにて

28C(28mm幅)の

タイヤを

無理無く装着可

「安心ライド」が可能です。

チェーンステーの肉厚も

「軽い締め付け」で

取り付け可能な

モノであれば

キック・スタンドも

取り付け可能と思います。

生活密着型「ロード・バイク」として

活躍してくれる

ことと思います。

 

YADA CYCLE

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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