当店の御常連(の、域は越えて、お世話になっております)Bコーチから
「コレ、懐かしいでしょ~?暫く置いておきますネ」
とお預かりしたのがコレ
お返しする前にネタにさせて頂きます
私がサラリーマンを辞め、家業に就いて暫くしてから、MTBが日本に登場
当初は、自転車雑誌には情報が無く、Be-Pal等のアウトドアー誌位しか
情報源が無かった時代
元々、エンジン付のオフロード車には精通していた(つもり?)
(事実それで、飯を食っていた時期もあった)
当然、私も、ピクピク来るモノは感じていました
Bコーチは当時、ロードマン(元国体選手)、その後、MTBレースの普及と共にそちらの
競技にのめり込まれ、日本中から良い環境を求め、選手の方が集結し始めていた
長野に移り住み選手生活を送られていました。
彼の場合、売っているダケの私共と違い、MTBへの思い入れは格別かも知れませんネ。
彼は、アメリカのラグナセカ・サーキットで有名な「シーオッター・クラッシック」
にも参加されているのです。
彼の口癖「昔は、色んなアイデアの商品が、次々に出て来て面白かった」
「同感です」
フレームを構築する素材も、スチールから始まり、アルミ、
カーボンもチラリと(これは、当時のYETIが採用し量産では失敗、私が行ったコロラドの
デュランゴで行われた第1回世界戦では女子のクロカンでは見事、優勝しましたが)
MTBの人気が加速し始めると、2輪関係のエンジニアが動き始めます。
ROCK-SHOXの創業者、ポール・ターナーはスーパークロス等のサスペンションのチュンナー
YETIの創業者は、モーターサイクルエンジニアのジョン・パーカー
どちらのブランドも、今は、投資系の会社の一アイテムになってしまっています
良きエンジニアは、良きビジネスマンには成れないということでしょう
与太話になりました、ここで、本題(笑)
「SOFTRIDE」売った記憶は御座いませんが、これは当時、一目見た時から「ボツ企画」を感じました
お気の毒に、海外の某サイトで、MTBプロダクツワースト15に挙げられてます
(これは、自称 元エンジニアの感・・・笑)
ステム規格は、Φ22、2(STD)のクイル型
バークランプは、1インチ(Φ25.4)
重量 700g
材質は、ステンレス、スチール、アルミ、樹脂(下カバーのみ)を使用
でも、色んな物が、具現化されたイイ時代でした
とにもかくにも、MTB恐るべし
MTBが世に出ていなければ、今、大きな顔をしているメーカーの存在の有無
しいては、この業界の地図自体、全く違ったモノになっていたことでしょう
* 過去を振り返っている様では、私も焼きが回りましたナ(笑)
YADA CYCLE