27年程前に購入した
「KLEIN」用
BB(ボトム・ブラケット)ツールです。
*TREKに買収される以前
「ゲーリー・クライン」謹製時代*
日本初登場の年
マイBIKEとして購入の
「ラスカル」と同時に導入
これが無いと
「圧入&接着」方式の
BBの交換が出来なかった為です。
*今、思うと
現在のSHIMANOプレスフィット方式の
礎となっているのかも?*
今回
このツールの
「活躍」の切っ掛けは
日本で
凄い
盛り上がりを
見せ始めていた
(日本は、何時もこんな感じデスね・・笑)
1990年前後の
「ゲーリー・フィッシャー」
*後に、これまた
TREKが買収*
「スーパー・カリバー」
*初代SHIMANO DeoreXTに
アルミフレーム(台湾製ですが
EASTONチュービング)
当時は
アルミフレーム=高級車です。*
の修理の御相談に
お客様が来店。
御近所の
某チェーン店で
「このBBは、もう造られてませんから
修理は不可能です」と
言われたとのこと
「??・・もし、宜しければ
一度拝見させて頂きます」と私。
拝見すると
「ゲゲ、工具の挿入口が無い?」
しかも
「BB幅が、80mmも有る??」
当時
スレッド(ネジ切)タイプのBBで
「フィッシャー・サイズ」と言われたのは
73mm幅です。
*これは
SHIMANO製で現存*
当時を知ってる
可能性の高い
元・某老舗ショップ・スタッフの
情報通に教えを乞い
「KLEIN」以外にも
「MERLIN」等
同じ方式のモノが在った旨の
情報を入手。
この時代の
「フィッシャー」については
当時のインポーターも
無い事から
構造が把握出来ないので
イチかバチか
「KLEIN」流に
分解にトライ
オ~っと
取り外しに成功!
やはり
「圧入&接着」方式でした
左:フィッシャー用
右:KLEIN用
KLEIN用は
専用のスペシャル品
フィッシャー用は
汎用品を、機械加工し
リングでベアリングの
位置決めをする
構造です。
各部の寸法を測定
フレームのBB部の内径
ベアリングのサイズも
全く同寸
どちらがコピーなんでしょ?
「シールド・カートリッジ・ラジアル・ボールベアリング」は
「JIS規格」の汎用品にて
行き付けの工具屋さんで入手
嵌め合い用ロックタイトを塗布し
「KLEIN」ツールで
祝:作業完了
今回は
「このBBは、もう製造されていません」ではなく
「工具が製造されていません」が
正解かも知れません。
*当方も
過去に
「KLEIN」を
やって無かったら
答えは同じでした*
どの道
「古過ぎ」ですかネ?
(古き、良き時代とも言えますが)
40オーバーの
元MTB通(オタクレベル)にしか
通用しない
メカニズムです
久し振りに
TOOL用・紙BOXに入っていた
取説を
よ~く見ると
各工具のネーミングが
「MARTHA」
「MARY」
「SUSAN」
「SARHA」
これって
女性の固有名詞ですよね?。
「A、B、C」なんて言うのに
比べたら
思いっ切り
アメリカン。
「ゲーリー・クライン」氏の
歴代の
元カノだったりして(笑)
いや~
当時
全く
気付いてませんでした。
兎にも角にも
「工具」捨ててなくて
良かったワ