宇宙兄弟…これです。
「グーみたいな奴がいて
チョキみたいな奴もいて
パーみたいな奴もいる
誰が一番強いか答えを知ってる奴はいるか?」
南波ムッタいいよねぇ。
右側が兄ムッタ。(六太)
ずいぶん長いことこのちょっと入りにくい絵で見てなかったんですが、年末のまとえて一挙放送(アニマックス)でどかんとはまってしましました。
もちろんほかのキャラもいいんだけど、ムッタがねぇ・・いいのよねぇ。また声優さんが死ぬほどうまくてさぁ・・・もう緩急っていうのか喜怒哀楽の幅が広くてムッタの細かい心情まで表現してくれているのがいいんですよぉ。
なぜこんなにツボにはまったのかちょっと考察。
- 宇宙飛行士やその周りを舞台にした話なので登場人物が基本インテリ。インテリっぽくないキャラでもサクッと理系の博士号は持ってる(じゃないと宇宙飛行士の選考を通らない)
- 豊かな子供時代を過ごしている。かなり前から宇宙飛行士という目的に向かって一直線。(それくらいみんあじゃないと宇宙飛行士の選考を通らない)
- 当たり前だけどみんな大人(どっかのSFみたいに17歳くらいの天才パイロットとかいないし)
- ある意味職員も含め宇宙オタクな人たちががんばっている
勢いだけできた天才少年とか、感情的になる少女とかが宇宙飛行士になってない所が現実的でいいってことなのかもしれません。
よく見たら連載誌はモーニング。青年誌だから少年誌に求められるバトル要素もいらないからすんなり大人も読めます。
一番好きなシーンは、ムッタが子供のころから色んなことを教えてもらっていた天文台のシャロン博士におそわったうどんを作るシーン。
天文台がどんなに面白いところかを学生時代の友人に理解されない過去を持っていて、自分の宇宙の興味や憧れを語ることをあきらめていた訳です。確かにマニアックな趣味だしねぇ・・ディープに理解してくれる友人を探すって容易なことじゃないと思います。
でも同じ宇宙飛行士の選考試験を受けている人たちはムッタに負けず劣らずある意味マニアックな人たちで。
シャロン博士のことも説明する必要もなくみんな知ってる。
次から次へと交わされる宇宙の話や実験データなどお互いの話が手に取るようにわかる…「ここにいたんだ、シャロンおばちゃんの所に喜んで来てくれるやつらが!」・・・・・そうだよムッタ!!!わかるよその気持ち。
自分と同じ目線で同じ興味を持っている人との話はこの上なく面白く、今日会った人でもあっという間に親友になれちゃうという経験は誰でも持ってると思うけど、共感してくれる人が少ない場合このうれしさは格別ですよね。
・・・とやっぱり共感する人を求めてブログに書いちゃうあたり人は好きなことを語り合いたいものなんでしょう。
皆さんもぜひ一度見てみてくださいね。